そらち★ヤマの記憶だより

あなたの知らない空知の情報をお届けします!

夕張・石炭博物館の坑道見学!!

2017/04/23 [Sun]22:00
category: 炭鉱の記憶
昨年度、夕張市は石炭博物館 模擬坑道の、改修工事を行いました。

夕張の歴史にとって、非常に重要な施設である石炭博物館。
昨年度は模擬坑道、今年度は博物館本館の改修工事です。
そして…
工事が終了した模擬坑道の方は、4/29(土)から、見学可能となります

炭鉱の坑内という、特殊な現場の工事ができるのは…
現場を知る釧路コールマインの方々しかいないでしょう
釧路コールマイン(株)は、国内で唯一、現在も坑内掘りをされています。

釧路コールマインの現役炭鉱マン、
かつて空知の炭鉱で働いていた元炭鉱マン、
炭鉱について詳しく知る方や、夕張のまちの方々の意見も取り入れ、
夕張市の石炭博物館再生プロジェクトが進められています!!

リニューアルされた模擬坑道。
オープン1週間前の昨日、NPO炭鉱の記憶会員、約20名による内覧会を実施して頂きました。

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ぜひ、行ってみてほしいこの場所。
予備知識をもって見学して頂くと、より一層理解度が高まると思いますので、
行った事のない方にも、行ったけどあまり覚えてないな~という方にも…
少しだけ…紹介します

まず、
「模擬坑道」と聞くと、作られたもの。と感じられるかもしれません。
かつて「石炭の歴史村」としてオープンした時は遊園地などもあったので、
石炭博物館の「真っ暗体験 模擬坑道」というフレーズが、アトラクション??と勘違いされた方もいたかも…

ここは、作られた坑道ではありません。
実際の坑道
明治33年に開鉱した、北炭夕張炭鉱の第三斜坑(天龍坑)の一部として使われていたもので、
昭和14年には北炭が模擬坑として整備して、昭和55年、石炭の歴史村の一部として、再整備し「史蹟夕張鉱」となりました。

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坑道へ進む入り口(坑口)の上部には夕張鉱と書かれた、当時のプレートが
今まで見落としていました…💦
ライトがあてられ、はっきりわかるようになりました!!

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さぁ、みんなで入坑です

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周りの壁が白っぽくなっていますが、よ~く見るとこれは大正時代のレンガの作りそのままです

ここは上添坑道という、採炭の切羽(先端部)を作る時、最初に掘る坑道です。

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見やすく、歩きやすくなっています!
…とは言え、実際の坑道内部です。
慎重に…!

パイプに、バルブで取り付けられたビニール袋のような、ぶら下がったものは…?

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坑内で、緊急の時に使うものです
新しいものに変えられたようですね。色が薄ピンク…!!


今ではほとんど見る事のない、ダイヤル式電話がそのまま…。
坑内と地上との連絡には無線電話が使用されていました。

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設置されていない場所でも、全坑道に無線用のケーブルが通っていて、無線機のアンテナをケーブルにつけて、連絡をとっていたんですね。
※ちなみに、坑内はスマホの電波が届きませんよ~


ここでは、実際の炭層に向かって掘り進めている様子を感じる事ができます。

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ここは結構な傾斜になっています↓↓

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「自走枠」という、天井が崩れないように支えながら堀り進ませていくもの。
見学者が下の坑道へ向かって降りて行く階段が右側に整備されており、ここには安全のためにカッペという鉄柱が使われています。


通気の悪い所には扇風機をつけて空気を送り込む、ビニール製の風管。

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こちらは「ロードヘッター」↓↓

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先端のヘッド部分を回転させて、石炭を掘り崩す機械です
すごい!!


天井には「水パック」??

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炭じん爆発など、もしもの事が起きた時に使う、水が入っていた袋。
炭鉱では保安のために様々な対策がされています。

石炭を運ぶための台車、トロッコです。

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暗い坑内から、外の明かりが見えてきました…

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他にも見学ポイントがいくつもあり、説明を聞いてゆっくり見学すると、
全長180mの坑道ですが、1時間は必要かなと思います

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この案内板は坑口から降りた上添坑道の最初の地点に設置されていましたので、
これをざっと頭に入れておくと、今、このあたりにいるんだ…と、確認できていいかも

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地上に出ると、やっぱり、ホッとします。
実際にこのような坑内で働いていた炭鉱マンたちは、もっとそうでしょう…


地上に出てから、すぐ左には、天龍坑口を見る事ができます。

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右側に向かうと、石炭の大露頭を見る事ができます。

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雪が溶けてきたらぜひ、この周辺も歩いてみてくださいね!!

実物の炭層と、炭鉱の坑内の構造や設備などを間近で見られる模擬坑道。
国内で唯一のものであり、大変貴重な施設です。

これまでに多くの皇族も訪れているのをご存じでしょうか??
現在の天皇陛下が皇太子時代に、昭和天皇も

リニューアルされたこの場所を、ぜひガイドの方の説明を聞きながら見学して、実際の坑内を歩き、感じて頂きたいです

今年度、営業は4/29~11/5
入場時間は9:30~17:00(最終入場16:30)
入場料は、一般600円です。
※団体、シニア、小学生、夕張市民などの場合、料金は安くなりますのでご確認ください。
詳しくはこちら↓↓
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ゴールデンウィークは、4/29~5/7まで休まず営業されるそうです
ぜひ、足をお運びくださいませ!!


さて…
この内覧会では、この夕張市石炭博物館再生プロジェクトを担当している、こちら、おふたりに大変お世話になりました

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この日の夜、マネジメントセンターでは、齊藤さんいっぱい飲みをする事になっていて…
ふたりにも夕張から来てもらい、齊藤さんが作った夕張の立坑櫓の模型をプレゼントされました

たまたまセンターにいて、引き留めてしまった方にもいっぱい飲みに参加してもらい…

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最後に一枚…
なぜだか、人物が下半分…。
「ご安全に」の緑十字を写したわけではないのですが…

皆さま、一日お疲れ様でした

(OLでした)

ご来館のお客さま♪

2017/04/22 [Sat]19:53
category: マネジメントセンターについて
今日は一日中、雨の岩見沢
天気がいまいちなこともあり、午前中はお客さんもちらほらでしたが…

午後からは、道新文化センターの受講者の方々がご来館
「廃線の危機にある札沼線非電化区間を訪ねる」ツアーとのこと。
札幌から、1日1往復の札沼線に乗って新十津川まで行き、バスで滝川まで、
その後、函館本線に乗り換えて岩見沢へ…という、なんだかディープなツアーです

マネジメントセンター石蔵では、
約130年前に、クロフォードがアメリカから輸入した幌内鉄道の鉄橋について、
当NPO会員でもある葛西さんが、スライドとともに、受講者のみなさんへお話をしてくださいました

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私もお仕事の合間にこっそり覗かせてもらいましたが、
みなさん、葛西さんの話に耳を傾けながらも、スライドに出てくる鉄橋をパシャリ、パシャリ
アイバーを見て「これなに?」となる一般のお客さんとは、関心度がちがいます…

当センターへも大変興味を持ってくださり、じっくり館内をご覧いただきました。
また、「日本最古のアメリカ製鉄道橋」ブックレットもご購入くださる方も、続々と…

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(画像は改定前のものです)

その後は、岩見沢レールセンターへと向かう予定とのこと。
また機会がありましたら、ぜひ岩見沢へお立ち寄りください♪

・・・
その頃、実は他のスタッフは、ある場所に集合していたのですが…
それはまた、後日のブログで

(ぼーいっしゅ)
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歌志内と高橋揆一郎

2017/04/21 [Fri]19:36
category: 炭鉱の記憶
歌志内出身の芥川賞作家、高橋揆一郎さんをご存じでしょうか?
炭鉱と深く関わりのある、北海道を代表する作家

上歌地区の炭鉱長屋で生まれ、
歌志内小学校で代用教員を勤めたのち、
住友上歌志内鉱に入社し、社内報の編集に携わりました。

「観音力疾走」で北海道新聞文学賞受賞、
1978年には「伸予」で北海道在住作家で初めての芥川賞を受賞されました

そして…
1992年には友子で新田次郎文学賞を受賞しました
※マネジメントセンターライブラリーにあります↓↓

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「友子」は女性の名前ではありませんよ
炭鉱に古くから存在した、炭鉱マンたちの互助組織「友子組合」の事。
友子制度について記録的に書かてあります。
高橋揆一郎さんのお父さんが友子の親分のひとりであったそうで、
この「友子」は、亡父に捧げる「鎮魂の書」でもあったようです。

多忙な作家活動のかたわら、ふるさと歌志内にエールを送り続けていた高橋揆一郎。
歌志内公園には「高橋揆一郎文学碑」が建立されたり、
平成9年に歌志内市の名誉市民の称号が贈呈されたそう。

平成19年、78歳で亡くなられ、
平成21年の三回忌を機に、その業績とふるさとへの思いを伝えていこうと、市民有志の手によってその時節と名作『氷かんざし』にちなみ、
命日を高橋揆一郎文学忌氷柱忌(つららき)と定め、以後毎年揆一郎を偲ぶ集いが行われているそうです。

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↑↑こちらの画像は、平成24年1月31日に行われた、第四回「氷柱忌(つららき)」の様子を映したDVDです。
※マネジメントセンターにあります!


そして今年、「氷柱忌(つららき)」第十回記念として、
炭鉱とふるさと作文賞とした賞を設定され、作文を募集しています!!

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「あなたの大切な炭鉱の思い出、それぞれのふるさとへの思いを作文にしてください‥」

「ふるさと」をテーマとした、小学生・中学生の部
「炭鉱」をテーマとした、一般の部があります。

募集期間は8月31日(必着)までです。

お問い合わせは
歌志内市コミュニティセンター「うたみん」
炭鉱とふるさと作文賞実行委員会
TEL0125-42-3902

※応募用紙はマネジメントセンターにもありますので、ご希望の方はぜひどうぞ

(OLでした)

道庁で「炭鉱展」明日まで!!

2017/04/20 [Thu]20:00
category: 炭鉱の記憶
会員さんより、「今日行ってきました!」という情報を頂きましたので、お知らせします
それは…
道庁1階道民ホールで開催されている、
北海道の炭鉱労働運動」企画展

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炭鉱労働者の日常を撮影した写真集や作文集など、50点を陳列してあるそうです

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住友赤平立坑のネオンが…!!

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赤平の最盛期の映像や、
2003年に赤平で開催された「国際鉱山ヒストリー会議」の様子も流れていたそうです。

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残念ながら、今日と明日の2日間のみの開催との事で、
明日17時頃で終了のようです。


明日、道庁近くでご用のある方、
お時間がありましたら、道庁1階道民ホールへ、ぜひどうぞ

(OLでした)

5月14日(日)はアルテの「てくてく美唄炭鉱」♪

2017/04/19 [Wed]17:58
category: 炭鉱の記憶
今日はマネジメントセンターに、さいとーさんがご来館
「炭鉱巡りをしたい!」「炭鉱をテーマに作品を作りたい!」と、
様々な目的で来館くださるお客さんに、ご案内をしてくれました
さいとーさん、いつも本当にありがとうございます

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そんなさいとーさん。
「ブログネタにしたら」と、さいとー家に咲いたというフクジュソウの写真を
空知にも春が来ましたね~!

さて、少し早いご案内ですが…
5月14日(日)、アルテピアッツァ美唄さんが主催の
「てくてく美唄炭鉱 ‐東美唄フットパス編‐」
が開催されますよ~

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かつて炭鉱で栄えていた地区の、今もその場所にある建物はもちろん、
今はなくなった建物の後をその土地を知る人と歩き、
その場所の記憶や思いを参加者と共有するという企画です。

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今回は、美唄鉄道廃線後に整備された、美唄サイクリングロードを歩き、
三菱美唄炭鉱が開かれた東美唄地区のストーリーを辿ります。
(昨年の様子はこちら

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アルテピアッツァ美唄を出発し、我路ファミリー公園まで約5km、
そして昼食後に折り返し5kmで、計10kmを歩きます
我路と言えば…2014年に営業休止した我路郵便局は現在どうなっているのでしょう~

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こちらは昨年の様子

てくてくの開催は5月なので、ひょっとすると東明公園の桜も見頃かも?
当日は、歩きやすい服装と、お昼ごはんをお忘れなく
また、昨年のてくてくとは集合場所が異なりますので、ご注意ください

(ぼーいっしゅ)
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「てくてく美唄炭鉱 2017 -東美唄フットパス編-」

とき:2017年5月14日(日) 
   10:00集合 15:00終了予定

集合場所:安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄 アートスペース前(旧体育館)

(美唄市落合町栄町)

参加費:500円(当日のイベント保険代など)

持ち物:お昼ごはん、飲み物、雨具
     ※野外を歩ける服装でご参加ください

※途中、お手洗は折り返し地点のファミリー公園のみとなります。
※道路・自然状況によるコース変更有。
※小雨決行、荒天時中止  判断は当日朝8時にいたします(0126-62-0808)


主催、お問い合わせ:安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄
             (電話 0126-63-3137)
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