そらち★ヤマの記憶だより

あなたの知らない空知の情報をお届けします!

「釧路コールマイン」入坑します②

2018/06/24 [Sun]21:09
category: 炭鉱の記憶
昨日のブログの続きです

さぁ入坑!!

捜検があり、体を「パンパン」と叩かれ、何も持っていないか確認されます。
間違って、たばこやライターなど引火するものをポケットに入っていたりしたら大変ですからね
(女性はパンパンという仕草のみです)

夕張石炭博物館では、捜検の様子をこんな感じで再現しています↓
DSCN6056 (800x600)

階段を下ると、そこには人車が待機しています。

2名ずつ座って…時間になるとゆっくり動きだし、斜坑を後ろ向きに進んでいきます。

海の底へ進むんだ~と思うと、不思議な感じです。
人車は時速20キロくらいでしょうか…約5分くらい乗っていたと思います。

そして、
人車を降りるとそこは坑内の中!!
作業現場に到着です。

空気が、
匂いが、
迫力が違います

最初に感じたのは風の強さ
ここは坑内ですから、新鮮な風を常に入気、排気をして通していなければなりません。
この場所は寒いぐらいに感じました。

坑内は鋼の枠で支えられています。
ケーブルやロープなどが、何本も何本も張り巡らされています。

安全の確保をしながら、20分くらい?歩きます。
真っ暗な中、キャップランプの灯りをたよりに足元に気を付けながら…
ひたすら列になってただ歩いていると、もうみんな無口…。

自分のいる場所を改めて考えると、「すごい場所にいるんだなぁ…」という感じ

作業現場の汚れた空気が入らないように遮断する、大きな扉が2枚あり、その向こうへ行くと…
ついに、掘進現場へたどりつきました。

※掘進現場はこんな感じです↓↓
wk02.jpg
※釧路コールマインHPより

コンティニアスマイナーという機械を動かしてみせていただきました!!
目の前で、石炭や木や石が飛び散って砕かれる迫力ある動き…
あんなに大型の機械をひとりが操作し、ほんの数人の方が見まもり、指示を出している。。。
すごい技術…。

掘進現場を見せていただいて、その後また人車の場所まで戻ります。

坑内はメインの坑道から、さらに何本も分かれていて迷ってしまいそう

途中でもいろいろな説明を受けます。
「坑道の天井には、水が入った袋が吊るされています」
これは、もしもの時、(ガス爆発や炭じん爆発の際)爆風によって袋から水が飛び散り、火力を弱める役割を果たします。
もちろん今まで使った事はないそうですが…!

狭い坑内を歩くのは、レールを跨いだり、木の上を歩いたり、ぬかるんでいるところがあったりするので、油断していると足を踏み外したり、バランスを崩したり、一時も緊張を解く事はできません!!

坑内という空間で働く厳しさを実感しました…。
1時間弱くらい坑内にいただけですが、少しの胸の苦しさや体の動きにくさも感じました。
やはり生きている現場は凄いです

人車で出坑してきた時の安堵感も味わいました…。
「おかに上がってきた…」

1-2-3-5-6-7-8 (2) (640x477)

最後に記念撮影させていただきました


着替え、(男性陣は入浴)を済ませ、

DSCN6342 (640x458)

最後に質疑応答の時間を設けていただきました。

KCMの近くには石炭火力発電所が建設される予定です。
低公害炭の提供と地産地消、
冷却水用としての坑内水の提供、
選炭水用としての冷却後温水の受水、
坑内充填材等としての石炭灰の受け入れ、
…など、KCMと釧路火力発電所は共生していくそうです


以前話してくれた炭鉱マンの方が言っていたのは、このことなんだ‥
こんな意味があったのか‥など、
実際に体験できたらからこそ、いろいろな事を感じ、学び、考えさせられ、
本当に大変貴重な体験ができました…!!


この後は、
旧太平洋炭礦の「炭鉱展示館」へ行きました。
現在のズリ山と、選炭工場の近くにあります。

DSCN5620 (718x528)

入り口には、6トンある日本一の大塊炭が、お出迎え!!

中に入ると、私たちの見学に合わせて、展示館で解説してくださる方が待っていてくれました

4-10 (2) (1024x778)

太平洋炭鉱の機械化の歴史とパネル、需要先など、石炭に関するいろいろなものが展示されています。
選炭工場や坑内の模型もあり…、
実際に見たあの大型機械、コンティニアスマイナーの模型もありました!!

DSCN6368 (1024x717)

地下へ行くと、
広さ410㎡、坑道80m、高さ3.4mの実規格の坑道があり、太平洋炭鉱で実際に使われていた機械類が展示されています。

高性能SD採炭切羽方式!!

36064074_1824410677652530_2178024035160424448_n (800x452)

自走枠(S)と、ドラムカッター(D)の組み合わせで石炭を採掘します。
※今回KCMでの私たちの見学は掘進現場でしたが、切羽現場を見れる事もあるそうです!!

見た目は小さめの展示館でしたが、中は充実、地下の機械も大型

見て、触れて、感じる、体験型展示館でした


今回の視察では大変多くの皆さまにお世話になりました。
この場を借りてお礼申し上げます
特に、お忙しい中、視察を快くお受けして頂いた釧路コールマイン(株)の皆さまには感謝申し上げます。
ありがとうございました!!

これからの私たちの活動に活かしてまいりたいと思います。


(参加者一同)

「釧路コールマイン」入坑します①

2018/06/23 [Sat]17:15
category: 炭鉱の記憶
先日、NPOの役員、スタッフ、炭鉱のガイドや映像制作などで協力していただいている運営会員の方たちと、
国内で唯一の石炭の坑内掘りをしている現場を視察してきました

場所は…釧路コールマイン株式会社(KCM)!!

DSCN6491 (800x590) (2)

マネジメントセンターに来館される方の中にもたまに、「現在も石炭を掘っている」という事を知らなかった、と仰る方がいます。
石炭は、昔は使われていたが、今はもう過去の資源…と思っていませんか??
そうではありません!!
現在、日本の電気の約3分の1は石炭火力で作られているのです。

空知では、美唄、三笠、芦別などで露天堀りをしていますが、
釧路は海底での坑内掘りです

国内で使う石炭は主にオーストラリアやインドネシアから輸入されておりますが、道内の石炭は年間、約120万トン、そのうち坑内掘りのKCMでは年間約50万トン採掘しています。

KCMの前身は「太平洋炭礦」
戦後は特に多くの技術革新により「機械化炭鉱」として知られていました。
2002年に閉山となりましたが、閉山翌日、地元企業出資の新会社釧路コールマイン㈱に生産は引き継がれ現在に至っています。

今回、稼働している炭鉱の現場を見学できる大変貴重な機会…
視察の仲介をしてくださった、(元炭鉱ナビの)運営会員さん、ありがとうございました!!


入坑前日の夜はみんなで、顔合わせをしました!!
お店に入ると、このような「いらっしゃいませメッセージ」が

DSCN6264 (800x531)

NPO関係者の他に、釧路で合流した「はじめまして」の方々もいらっしゃるので、自己紹介タイムを設けて交流させていただきました!

1 (2) (800x569)

地元の皆さまのおかげで釧路の夜を堪能し…

1-2-3-4-5-6-7 (2) (640x464)

いよいよ明日、
どんな現場を見学できるのでしょうか…?
どんな事を感じるのでしょうか…??
ワクワク、ドキドキの一夜でした!!


※尚、一般の方の見学は受けていないようです。
今回は「炭鉱の記憶」をテーマとした活用保存に取り組む私たちが、生きている採炭現場をみせて頂く事により、炭鉱に対する理解をさらに高め、知識を得るためにと、坑内見学を依頼して特別に日程調整していただき、実現となりました。


当日はKCMへ9時までに集合。
(ここで‥途中、道に迷って遅れてしまいました。KCMの皆さまにご迷惑おかけして申し訳ありませんでした)

DSCN5573 (786x582)

まずは、KCMの概要を説明していただきました。
坑内の概況図を見せていただき、
KCMの特徴は…
・海底下炭鉱
・炭層傾斜、緩傾斜層(5~6度)
・機械化炭鉱(長壁式採炭)
・断層が多い(最大200m)
・歩留りが低い(約55%)
・3交代制
などが、あげられます。

1-6-8 (800x600)

海外からの受入研修事業についても紹介していただきました。
2017年は、ベトナム、中国、インドネシアから、146名がKCMで石炭採掘、保安に関する技術などを学びにきたそうです。

2-8 (800x532)

本日の見学場所は「掘進現場」
掘進現場とは、採炭する現場(切羽)を作るための坑道をつくる作業現場です。


説明の後は、早速更衣室で着替えへ!!
見学者の入坑時間は10時と決まっているそうです。

更衣室にはなんと…

DSCN6322 (800x650)

事前に服や靴のサイズを聞かれていたので、それぞれに合うサイズのものがひとりずつ、かごに用意されていました。
安全靴、作業着上下、軍手、ソックス、タオル、それに下着にタイツ(ももひき?)
全て用意されていているので、何もいりません…

男性の更衣室の奥には浴場があるそう!

DSCN5587 (600x800)

安全靴のひもをしっかり結んで…

DSCN5589 (800x600)

着替えが済んだら、、キャップランプ、防塵マスク、ゴーグルをつけ…

DSCN5596 (800x600)

そして、もしもの時のため腰には小型の自己救命器を装備します。

DSCN5597 (596x454)

徐々に気持ちが高ぶってきます…!!

DSCN6325 (800x586)

全員の準備が整ったところで、左手を腰に右手で指さし、「ゼロ災、よし!」を教えていただきます。

そして、繰り込み所(控室)へ進むと、そこには現役の炭鉱マン、研修で入坑する方々がいらっしゃいました!!
緊張です…!!

3 (800x574)

ここで、カメラなどを預けます。
坑内の中は、もちろん持ち込み禁止です!!

DSCN5605 (794x592)

入坑者の心得を確認し、

1-2-3-5-8 (800x566)

再度、注意事項などの坑内を歩くための説明を受けて…

全員で「ゼロ災、よし!」

さあいよいよ、NPOからの10名と特別参加の2名、計12名と、KCMの方が3名付き添っていただき、入坑です!!


この続きはまた明日…


(OLでした)

道外からの方が多いこの頃

2018/06/22 [Fri]23:38
category: マネジメントセンターについて
最近のマネジメントセンターは…
道外からのご来館者が多い気がします

ドライブに最適な季節なので、車で道内を旅行している方も多いのですが、
JRでひとり気ままに北海道を巡る旅をしている、という男性が多い…?!

そのような方の目的のひとつには、来年3月末で廃止が決まった「JR石勝線夕張支線(新夕張-夕張、16.1キロ)を乗車するため!!」というのがあるようです。

そして、「札沼線(北海道医療大学―新十津川間)に乗るため!!」という方も多いようですね
浦臼―新十津川間までは1日1往復しかなく、時間に合わせての乗車はなかなかキビシイ!
平坦な農地を走る、空知らしい風景が見られますが、こちらも廃線が決定的になったようで…。

空知には鉄道ファンのお越しが増えています!
各方面へJRで行かれる方は、岩見沢で時間調整する場合もあるようなので、時間が空きましたらぜひマネジメントセンターへお越しください!
鉄道系の雑誌やDVDなどもありますよ〜

JR北海道車内誌 6月号

2018/06/21 [Thu]17:09
category: 空知情報
JRの特急列車に乗って札幌から来た会員さんにいただいた「JR北海道車内誌6月号」

「ご自由にお持ち帰りください」と書いてある冊子ですが、中身は充実しています!!
ご覧になったこと、ありますか

今月の「お菓子な列車旅」特集は…

DSC_2982 (640x490)

~赤平・夕張編~

DSC_2981 (800x597)

「鉱山の麓の輝き」というタイトルで、赤平、夕張のまちをとり上げ、鉱山に囲まれた地域に根ざすお菓子屋さんを紹介しています

赤平は、日高屋さんの…
塊炭飴!
空知川!!

夕張は、阿部菓子補さんの…
たんどら!
夕張メロンパン!!

それぞれのエピソードやアイディアなど、へぇ~!!と思う事が紹介されていますよ

特急に乗車した際にはぜひ、ご覧ください


(OLでした)

【赤平イベント紹介】今週末はツクリテフェスタ!

2018/06/20 [Wed]19:00
category: 空知情報
こんにちは!赤平から来ているスタッフのカニです
いつも赤平ごり押しブログを書いておりますが、本日もそんな内容となっております。すいません。


…ということで!

今週末はそんな赤平で第2回目となる大規模クラフトイベント

あかびらツクリテフェスタ

が行われます~~!!!!

180620kani1.jpg 

■日時
2018年6月23日(土)10:00~17:00
2018年6月24日(日)10:00~17:00

■会場
株式会社植松電機
北海道赤平市共和町230番地50(赤平第2工業団地)

■入場料ー無料

■出展数
マーケット出展(屋内・屋外計)/80区画
飲食出展(屋外)/8区画



このイベントは道内外からたっくさんの「ものづくり」をしているクラフト・ハンドメイド作家さん…つまりツクリテ(作り手)さんが赤平に集まり、展示販売会を行う!というものです。

なぜ赤平に「ものづくり」の作家さんが?
と思われるかもしれませんが、実はあまり知られていないかもしれませんが赤平は「ものづくりのまち」なのです!
その由来はもちろん炭鉱があったことなんですよ(・Д・)ノ

赤平市はまちの主幹産業だった炭鉱がすべて閉山し、まちにはたくさんの失業された方がいました。しかしその失業された方はなんと言っても元炭鉱マン。技術も経験も豊富な方ばかりです。
そんな元炭鉱マンの知識と経験を生かそう!と市が取り組んだのが企業誘致でした。
同じ元炭鉱町の美唄市などもそうらしいのですが、この企業誘致によって赤平にはたくさんの企業がやってきました。

国内唯一のキャリーバッグのメーカー、エースラゲージの工場。
その技術指導を行った方が身ひとつで始めた鞄屋さん、いたがき。
国内で高いシェアを誇るフローリングメーカー、空知単板。
そのほかにもたくさんの素敵な会社があるのですが、ロケット開発で有名な植松電機が今回のツクリテフェスタの会場です。

180620kani2.jpg 
▲無重力実験塔が目印

この「ものづくりのまち」としての赤平をもっと大切にしていきたい!ものづくり企業の可能性をもっと広げていきたい!まちの人にもっと「ものづくり」に触れて、見て、感じてもらいたい!
…と始まったのがこの「あかびらツクリテフェスタ」なのです。

経緯は「ふらのクリエイターズマーケット」などがあったりなんだり…と長くなるので公式HPを見ていただければと思うのですが…

なぜこんなにカニがツクリテフェスタ…略してツクフェスに熱いのかって?

実は何を隠そうワタクシ…実行委員会のお手伝いをさせていただいております。(´pωq`)
今年は忙しくてあまり十分に手伝えていないのですが…今年ももちろん!会場を駆け回ったりお買い物したりしている予定ですよっ

会場は工場の中で、こんなところにクラフト作家さんのブースがぎっしり.゚+.(・∀・)゚+.

しかも屋内だけじゃなく屋外にもブースがあり、飲食出店もたくさんきます!
体験ブースもありますし、もちろん赤平ブースでは「鞄のいたがき」さんの製作体験や植松電機さんによるロケット制作(&打ち上げ)体験も!!

 

そしてもちろん出展作家さんは皆さん本当にすごい方ばかり!!公式HPで作家さん一覧も見ることができますのでチェックしてみてくださいね。




ツクフェスのスローガンは「つくるをつなげる」
ツクリテ同士が、ツクリテと来場者が、ツクリテとものづくり企業が出会うことで新しい視点が生まれること、そして何か新しいことが生まれ、このものづくりのまち赤平から新しいことが始まることを目標としています。

しつこいですが、ぜひぜひ皆さん遊びに来て、何かにつながるような素敵な出会いをしていっていただければと思います!!

180620kani1.jpg 

■日時
2018年6月23日(土)10:00~17:00
2018年6月24日(日)10:00~17:00

■会場
株式会社植松電機
北海道赤平市共和町230番地50(赤平第2工業団地)

■入場料ー無料

■出展数
マーケット出展(屋内・屋外計)/80区画
飲食出展(屋外)/8区画



皆さんのお越しを赤平でお待ちしておりますね(っ*^ ∇^*c)
開催まであと3日……カニも頑張りますよ~~!!


trackback --   Comment (0)   編集