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そらち★ヤマの記憶だより

あなたの知らない空知の情報をお届けします!

「夕張市石炭博物館の一部開館について」

2019/05/30 [Thu]20:50
category: 石炭博物館
多くの皆さまにご心配おかけしておりましたが、夕張市様との協議が整い、
6月8日(土)から本館地下展示をご覧いただける事となりました。

※模擬坑道・坑夫像・天竜坑周辺は立ち入る事ができませんのでご了承下さい。


以下、夕張市様からの発表です。
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令和元年5月30日

「令和元年 夕張市石炭博物館の一部開館について」

4月18日(木)に発生いたしました、石炭博物館模擬坑道火災により石炭博物館の開館が出来ない状況でありました。
5月13日(月)に鎮火と判断し、見学者の安全対策を行うためこれまで準備してまいりましたが、この度、準備が整いましたので下記のとおり石炭博物館を一部開館いたしましますので、ご来場いただきますようよろしくお願い申し上げます。



○開館日  令和元年6月8日(土曜日)
○開館時間  午前10時~午後5時(但し、入場は午後4時30分まで)
○見学可能範囲  石炭博物館本館 及び 地下展示場まで
○入場料金(税込)
   大  人   700円
   団  体   650円(20名様以上)
   子  供   420円
   市  民   無  料
※料金の詳細については石炭博物館にご確認願います。
○休館日  毎週火曜日
※お盆、シルバーウィーク等に開館する日もありますので、詳細については石炭博物館にご確認願います。
○その他
模擬坑道内は見学できません。
見学者の安全確保のため、一部立ち入り禁止区域がありますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
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休館期間中、ご不便をおかけしました事をお詫び申し上げます。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。


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5/13に有識者会議が開かれました

2019/05/15 [Wed]19:37
category: 石炭博物館
先日、夕張市石炭博物館について有識者会議が開催されました。

下記の項目について、夕張市様からご連絡を頂きましたのでお知らせいたします。

「模擬坑道火災について」
鎮火と判断されました。

「博物館本館の開館について」
見学者の安全確保対策等を十分に行ってから、施設設置者である夕張市の判断を持って決定されます。

「今後の作業等について」
坑内水の排出方法は、水質検査の結果をもって今後の方針が判断されます。

今はただその行方を見守るしかありませんが、より良き結果となる事を望むしかありません。

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本館の営業再開日について現段階では未定でありますが、NPOではその日に向けて準備を進めております。

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NPO役職員と現場スタッフの会議


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BANホールから出た大量の段ボールは‥

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軽トラに積んで運び出し‥


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駐車場用のバリケードに表示を新設したり‥


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資料や図書の閲覧コーナーを作り、本棚を設置したり‥

館内だけではなく、周辺や駐車場の清掃や見回りなどもしております。

再開の日に備えて‥!!

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※今日の画像


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【石炭博物館】“捜検”のおじさん

2019/05/06 [Mon]21:12
category: 石炭博物館
石炭博物館は、模擬坑道火災によって閉館しております。
4月25日ブログ:夕張市石炭博物館営業開始延期のお知らせ

現在、模擬坑道への注水は止められ、徐々に水位が低下しています。一酸化炭素などガス計測値がどのように変化するのか、注意深く観測が続けられています。応援に来て頂いている道央圏消防隊の人数も、大分少なくなってきました。

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前回のブログで、火災にあった模擬坑道以外の施設は無事であるとご報告しました。 
05/02ブログ「地下展示は無事」
では、地下展示と模擬坑道の境目にあった“捜検”はどうなっているのか?…という声が結構寄せられました。
数ある地下展示のマネキンの中で、最もキャラが濃くて人気のあった人形です。
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“捜検”の展示場所は、模擬坑道入口とほぼ同じレベルにあるため、04/20朝に水没しました(現在は水位低下によりドライ空間となっています)。
博物館スタッフは、火災発生の4/18夜から4/22まで交替しながら徹夜で火災対応にあたっていましたが、水没直前の4/19夜〜4/20朝は吉岡理事長の宿直当番でした。
午前3時過ぎに、煙が一時的に収まり水没する直前のタイミングを捉えて、理事長の手によって捜検のおじさんを無事避難させています。
その横の「自己捜検」と書かれた鏡も、北炭真谷地鉱から持って来たオリジナルの貴重なものですので、消防隊員の方の手を借りて水没危険性のない地表部へ運び出してありました。

もっとも、長時間、坑内からの黒煙に曝されていたので、おじさんは煤だらけで、メガネは付着した煤でサングラスのようになっいてます。自己捜検の鏡も、煤で鏡面がザラザラに。
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再開の日に備えて、このような煤だらけになった展示物の清掃作業の日々が続きます。


●ちなみに“捜検”(そうけん)とは
タバコやマッチ・ライターなど発火物を持って坑内に入ったりしないか、坑内労働に適した服装をしているかどうかを調べるために行う入坑前の検査で、繰込(くりこみ:入坑前の待機所)と立坑・斜坑など坑口の間にあります。
“捜検”という言葉を使うのは、炭鉱以外には刑務所や警察くらいなものです。
自分自身の命にかかわるため、意図して発火物を持って入坑する炭鉱マンなどおらず、ついウッカリを防ぐという意味合いが強いのですが、「これから入坑するぞ、気を引き締めて!」という地上/地下の結界のような場所とも言えます。
実際の炭鉱操業時の“捜検”風景はこちら▼
20190506_5.jpg 写真:齊藤靖則さん(1989年北炭幌内炭鉱)

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【石炭博物館】地下展示は無事です

2019/05/02 [Thu]20:00
category: 石炭博物館
石炭博物館は、今回の模擬坑道火災によって閉館しております。
4月25日ブログ:夕張市石炭博物館営業開始延期のお知らせ

模擬坑道の水封は続けられており、隣接する古洞の一酸化炭素や他のガスなどの値も、相当低下してきました。
このあと、注水量を調整しながら、水位変化と測定値との関係を注意深く探ってゆく局面に入りつつあります。
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模擬坑道以外の本館・地下展示は、坑内火災の影響をほぼ受けておらず、施設・展示ともに無事です。
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模擬坑道とともに、ご来館の皆さんに好評だった採炭機械(ドラムカッターの動態保存)がある部分は、最も模擬坑道寄りにあるため「どうなったのか?」とご心配の声を頂いています。
まだ消火活動中のため、高圧電力を使う採炭機械の作動試験は行っていませんが、ここにある機械はもっと過酷な環境にあった地下の採炭現場で実際に稼働していたものですので、たぶんちゃんと動いてくれるのではと思っています。
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ただ、坑口に近い建屋ほど、坑内火災の煙が充満していたため、全体的に「燻製」工場のような匂いが残っています。現在、排煙口を全開にして空気の流れを良くしています。
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4/27に予定していた今年度オープンに備えて作った、駐車場に掲示する総合案内幕や各所案内表示は、印刷所から届いて一度開梱してみただけで、再開の日まで事務所の棚で出番を待っています。
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石炭博物館は閉館中ですが

2019/04/27 [Sat]23:17
category: 石炭博物館
石炭博物館は、今回の模擬坑道火災によって閉館しております。
4月25日ブログ:夕張市石炭博物館営業開始延期のお知らせ


しかし、ただ閉館している訳ではありません。
1階にある展示ホール“BAN-HALL”は、現在、消火活動に駆けつけてくれている道央圏各地消防の皆さんの休憩所として使って頂いています。
夕張の石炭を発見した坂市太郎(ばん・いちたろう)の名前に因んだで名付けなれた“BAN-HALL”ですが、昨年度は、開業式、企画展、夕張出身の歌手リリーズのコンサート、そして夕張市成人祭など、多様な使われ方をしました。
今は、24時間活動を続けて頂いている消防の皆さんに、休憩をとって体力を回復して頂くために使われています。
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夕張市民ボランティアの方々によって、現場では時々、暖かい飲食のご提供もあります。交代番の関係で食べることができなかった隊員の方にも召し上がって頂けるように、昨夜は、ボランティアの方からご提供があったオニギリなどがコンプレッサー(空気圧縮機)横の特設コーナーに置かれました。
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博物館のトイレ(ウォシュレット完備)はもとより、電子レンジなど館の設備も、できるだけご自由に使って頂けるよう提供しています。

現場出場の前後のチョッとした合間の時間には、お邪魔にならないよう気をつけながら、消防隊員の皆さんが取り組んでいる消火活動の背景と意義について理解を深めて頂けるような、お話しする機会をできるだけ作っています。
吉岡館長は、炭層や模擬坑道の仕組み、北海道での石炭の歴史や重要性や隆盛を極めた石炭産業が今の暮らしにどのように生きているのかなどについて。博物館職員で元炭鉱マンの西田は、いま消火活動中の坑道を含む北炭夕張炭鉱の坑内で実際に働いていた自身の経験など。いつも2〜3人の隊員の方と世間話のような形で始まるのですが、いつの間にか十人近くの輪になっている…ということも多々あります。

博物館は営業していませんが、私たちとしてできることを精一杯続けています。
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