そらち★ヤマの記憶だより

あなたの知らない空知の情報をお届けします!

6月3日、夕張でお手伝いして頂けませんか??

2018/05/17 [Thu]20:51
category: 石炭博物館
4/28のリニューアルオープンから、夕張市石炭博物館には多くの皆さまにご来館頂きまして、誠にありがとうございます

皆さまから様々なご意見も頂いており、これからの博物館作りに活かしていければと思います

そんなご意見の中のひとつ…
「博物館へ入る道や駐車場がわかりにくい」
…と、言われる事があります。

確かに…

無題 (2) (640x444)

夕張市内方面から来ると、入口はこんな感じです。
(※写真は数年前のものです)
赤いまるの部分に、今は新しい看板がついているのですが、周りは変わらず、ちょっと殺風景
目立たないかもしれません。

そこで…
看板周辺に植樹しよう
という事になりました!!
(石炭の木、メタセコイアを??)


実施日は、
6月3日(日)10:00~16:00
雨天決行!!

ただ…、人手が足りず…

この日、お手伝いできるよー!という方、いらっしゃいましたら、
一緒に作業して頂けないでしょうか??

スコップで穴を掘ったり、水を汲んで運んできたり、花壇づくり、
人数が多く来ていただければ、草むしり、ゴミ拾い…などをお願いしたいと思っております。

今のところメンバーは、りじちょー&かんちょー吉岡、ひらの理事、らいだぁ酒井、ささぽん、OLです。

もし、お手伝い頂ける方、いらっしゃいましたら、マネジメントセンターまでご連絡お待ちしております

どうぞ、ご協力のほど、よろしくお願い致します


(OLでした)

石炭博物館4/28OPEN!(その4)

2018/05/13 [Sun]18:00
category: 石炭博物館
りじちょーの吉岡です。

シリーズでお送りしてきた夕張市石炭博物館の展示・館内のご案内、いよいよ「模擬(もぎ)坑道」まで来ました。
私は北炭の僚山・幌内鉱出身なので、昔から「模擬坑道」という言葉に馴染んで当たり前のように思っていましたが…
模擬という言葉からは、模擬店とか模擬試験という言葉が連想されてしまうのか…
この「模擬」が、「本物ではない」「イミテーション」と取られかねないとのご意見が結構ありますので、ここでしっかりご説明しておきたいと思います。
この「模擬坑道」は、バリバリの本物の坑道で、地下では実際の石炭層に触ることができます。

上屋構造物が錯綜していてチョッと雰囲気が損なわれていますが、良く見ると風格ある佇まい。
坑口を入りチョッと下ると、すぐにレンガ巻がお出迎えです。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_160s20180420石炭博物館五島健太郎撮影_165s

まずは、炭層の上部に掘られた「冠(かんむり)坑道」またの名を「上添(うわぞえ)坑道」。資材運搬と排気を担います。
この後に通る炭層下部の「ゲート坑道」とセットになって、石炭層の中をグリグリと掘り進んだものです。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_174s

ちなみに、これはドイツ・ルール鉱工業地帯にある、同じような模擬坑道。こちらは、1800年代後半の炭鉱を再現したもので、夕張に比べて小っちゃくて狭いです。  →Zeche Nachtigall
20050400Ruhr.jpg

世界的に見ても、このような炭層内部を一般公開している例は極めて限られており、その規模や内容でも世界トップクラスの模擬坑道です。

上の「冠坑道」と下の「ゲート坑道」との間を結んだ坑道が、石炭を掘り出す「採炭切羽(きりは)」です。
炭層の傾斜(約20°)と同じ傾斜がついた坑道で、ドラムカッターによって炭層が切削され、コンベアーによって石炭がゲート坑道へと運ばれて行きます。美しく光る厚い炭層を見ることができます。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_193s
天盤を支えるための枠柱(自走枠)も炭層傾斜20°に傾いて並べられており、その横の階段をゲート坑道に向かって降りて行きます。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_192s

下のゲート坑道に降りたら、右へ行かず、左の坑道先端に行ってみましょう。
坑道掘進を再現した展示では、実際の石炭層に触れることができます。地中にある石炭層を、この手で触ることができるなんて、めったにない機会です。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_215s

石炭運搬と入気を担うゲート坑道。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_220s

ここから出口にかけては、模擬坑道の補修を行ってくれた釧路コールマインの現役炭鉱マンの技を随所に見ることができます。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_222s20180420石炭博物館五島健太郎撮影_250s

ゲート坑道から地上へ出る斜坑の接続部には、坑内湧水を溜めて地上へ排出するための「ポンプ座」があります。
もともと、北炭夕張鉱は水の多いヤマでしたが、夕張新鉱が閉山前夜に坑道上部の残炭を露天掘りしてしまったため、ますます湧水が増してしまいました。今では、年間800万円の電気代をかけて水をポンプアップしています。わずか半日でもポンプが止まると、模擬坑道は水没してしまうのです。全経費の1/3が電気代に消えてゆくという、極めて特殊な博物館の運営には、皆さま方のご支援が不可欠です。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_240s

ポンプ座から一気に上り階段。ここを登り切らないと、無事、出坑はできません!最後の頑張りどころです。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_253s


これまで、全長約500mにわたる展示経路の全体像を、駆け足でご紹介してきました。
足早に見ても60分、チョッとじっくり見ると90分はかかります。どうか、お時間に余裕を持ってお越し下さい。
開館10:00〜閉館17:00(10月は16:00)、最終入場は閉館30分前。毎週火曜日が休館日です(お盆期間中は開館)。

オープンから約二週間で、まだまだ右往左往しながら運営しています。
至らないことも多々あるかと思いますが、日々改善し充実させる所存ですので、ご支援のほどお願い申し上げます。

りじちょー&かんちょーの吉岡でした。
ご来館を心からお待ち申し上げております。
trackback --   Comment (0)   編集

石炭博物館4/28OPEN!(その3)

2018/05/12 [Sat]23:58
category: 石炭博物館
りじちょーの吉岡です。

今日5/12は、博物館1階の企画展示室「BAN-HALL」で、第66回夕張の杜コンサートが開催され、250名の方にお越し頂き大賑わいでした。
20180512Concert.jpg
メインゲストの清水沢出身ザ・リリーズのお二人をはじめ出演者の皆さまの熱演に、来場者の過半を占めた夕張市民の皆さんも喜んで頂けたようです。市民の皆さんに向けた、よい「こけら落とし」となりました。
一般来場者の方には、建物の構造上、2階展示室まで音声が筒抜けとなり、落ち着いた環境で展示を見て頂くことができず、申し訳ありませんでした。


さて…
新装なった博物館をご紹介するシリーズの第三弾は、立坑ケージ風味のエレベーターを降りた所から始まる坑道展示です。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_106s

ここでは、炭鉱の技術の推移、作業の様子、様々な鉱山機械・器具などを、数多く展示しています。本館での「モノの展示が少なくなった」とご不満の声も一部にありますが、この「坑道展示」では坑内で実際に使用していた機械・器具を、じっくりとご覧頂くことができます。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_130s20180420石炭博物館五島健太郎撮影_151s

特にオススメなのは、改修前と変わらず動き続けている、ドラムカッターの実演運転です。
この後の地下にある模擬坑道では、採炭現場(切羽=きりは)を再現していますが、そこに展示されているのは1960年代後半の初期型の採炭機械で、チョッと迫力に欠けるきらいがあります。
この坑道展示コーナーで、現在も各国で使い続けられているドラムカッターの実際の動きを眼に焼き付け音を感じて、模擬坑道の切羽に行ってから、それが動いている姿を想像してみると、展示がより立体的に膨らむと思います。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_155s20080211石炭博物館五島撮影089s


上の行で「新装なった博物館…」と書きましたが、実はこの展示坑道の部分は、ほとんど手が付けられていません。
しかしそれは、予算の制約から「仕方がない」という消極的なものというよりは、従前の展示が「非常に充実しているため中途半端に手をつけない方が良い」という方が正しい言い方ではないかと思います。
特にたくさん並んでいるマネキンは、非常にリアルなポーズや表情を、我々に見せてくれています。この坑道展示では、是非、一体一体のマネキンにも眼を向けて細部まで観察してみて下さい。きっとあなたのお気に入りのキャラクターが見つかるはずです。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_123s20180420石炭博物館五島健太郎撮影_142s
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_135s20180420石炭博物館五島健太郎撮影_118s

この次は、いよいよ実際の石炭層がある地下の「模擬坑道」へ降りて行ってみましょう。
(続く)

テーマ:北海道 - ジャンル:地域情報

trackback --   Comment (0)   編集

石炭博物館、情報…!!

2018/05/03 [Thu]18:55
category: 石炭博物館
4/28にリニューアルした夕張市石炭博物館。
29日の入館者は約800人!!誠にありがとうございました

館内の様子はりじちょーがシリーズでブログを書いてますので、こちらをどうぞ~

その12018年4月21日ブログ記事

その22018年5月1日ブログ記事

その2の締めは、エレベーターに乗車するところまででした。
その3、4…と続きますが…

20180420石炭博物館五島健太郎撮影_103s

ここでちょっと割り込み情報!!

「車いす、足の悪い方、は、見学できるのでしょうか?」
という問合せが何件かありました。
ご説明不足で申し訳ありません

車いすの方も、上の写真のエレベーターに乗り、降りて地下へと行っていただけます。
するとそこは…
地下1000m?!(これはイメージで、実際はそんな…

エレベーターを降りると、坑道のような展示空間が広がっています。

20180420石炭博物館五島健太郎撮影_106s

マネキンを使ったジオラマや実際に使用されていた機械類も展示されています。

20180420石炭博物館五島健太郎撮影_130s

展示を見ながら、しばらく進むと…
その先に階段があります。
この階段を降りたところから、実際に使われていた本物の坑道へ入る事ができるのですが、
階段を降りる前に非常出口が1カ所あります。

実際の坑道見学をして頂けないのは残念ですが、階段が多く、狭い通路もある場所です。
車いすの方、足に不安のある方は、この非常出口から途中退出する事が可能ですので、どうぞよろしくお願い致します。

追記

●車いすの方、足に不安のある方で、この非常出口までの見学を希望される方は、受付でお申し出ください。
ご本人と付き添いの方1名様は、650円の料金にさせて頂きます。

●ペット連れのお客様へ
博物館内は、申し訳ありませんがペットを連れてのご入場はして頂けません。
(ペットケージでも不可です)
盲導犬、介助犬は可能です。見学の際には受付でご相談ください。


他に何かご質問などありましたら、どうぞお気軽にご連絡下さいませ

夕張市石炭博物館
火曜休 10:00~17:00
TEL 0123-52-5500

そらち炭鉱の記憶マネジメントセンター
月火曜休 10:30~17:30
TEL 0126-24-9901

よろしくお願い致します!!


(OLでした)

石炭博物館4/28OPEN!(その2)

2018/05/01 [Tue]12:00
category: 石炭博物館
連投で失礼します、りじちょーの吉岡です。 

新装なった夕張市石炭博物館をご紹介するシリーズは、10日前に(その1)を掲載して以来、開業準備でブログどころではなかったため、ずいぶん間が空いてしまい、もうオープンしちゃいました!
開業前にご紹介しようと思ったのに…

今回は、連休中のお出かけ情報にして頂きたいと思い、一番変化があった展示室についてレポートします。

■ 博物館本館2階 ■
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_054s 
導入展示部分。かつては、石炭の未来…石炭の樹…といった、炭鉱稼働時代の展示が三十数年にわたって残っていましたが、今回の改修では夕張の財政破綻という今日からスタート。ここでは、夕張の概要についてもコンパクトにまとめてあります。

20180420石炭博物館五島健太郎撮影_059s 
メイン展示室に向かう1階との吹き抜け部分。かつては、イミテーションのメタセコイアの擬木がニョッキりと生えていましたが、階の間を暗幕で塞ぎ、大型スクリーンで導入映像を映し出すようになりました。
普段は展示業者が作った映像が流れていますが、ガイド解説の時にはスタッフが持参したiPadで館員自作のプレゼンを流して、ご案内する方々の興味や理解度に合わせた解説を行う予定です。

20180420石炭博物館五島健太郎撮影_065s 
その横には、エレベーターが前面に出てきたことで2階に橋のような通路ができ、ロビーを上から眺めることができます。結構、お気に入りのスポットです。

20180420石炭博物館五島健太郎撮影_074s 
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_073s 
同じような展示品がギッシリ詰まっていた展示室は、中央にテキスト(文字)主体の解説。キーワードは、大きく色が変わっていて、このキーワードだけ拾い読みしても、最低限度の流れを理解できるようになっています。この他、同じ産炭地のドイツ・ルール地域に行って、博物館を歩き回ってきた成果が展示に生かされていますが、コンテンツはまだまだ収集途中で、常に変化する博物館を象徴しています。
両側の壁面は白い壁になっており、任意の場所に映像投影が可能です。今までは、いちいち紙に出力していた展示も、SDカードに入れた画像データーで展示可能となったので、機動力ある展示を目指します。炭鉱ごとの史料を月替わりで展示する…「今月は○○炭鉱の月」といったこともできます(したいと考えています)。
ただ一つ、これから取り組まなければならないのは、多言語対応です。タイトルには英文を振っていますが、テキスト表記は日本語だけ。ハンドアウト(紙で渡す)か、Wifiで対応するか(スマホやタブレットに表示する)か、まだまだこれからも試行は続きます。

20180420石炭博物館五島健太郎撮影_079s 
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_080s 
かつての友子人形が置いてあった、展示室の折れ曲がり部分。これまで見てきたコーナーと、これから進むコーナーの両方を見たら、このような感じとなります。
どちらかと言うと、今風の見た目重視展示で、改修担当者が一番最後まで展示業者と激論を交わしながら苦労していた所ですが…
何種類もあった坑内模型は、大型のタッチ画面に置き換わりました。坑内機械などは、この後行く、地下の坑道展示に、これでもか!とたくさん展示してありますので、ここは導入部としてこの程度の濃度でアッサりと。
かつてのギッチリ詰まった展示が懐かしい、あの展示品はどうなっているのだ…といった声には、今後、1階BAN-HALLでの特別展で未公開史料も含めて対応できたらと考えています。

20180420石炭博物館五島健太郎撮影_086s 
2階で皆さんが足を止め、同行の方と話しに花が咲くのが、この角のエリアです。足もとには1960年代の夕張全体の空中写真が、壁面には石炭発見から今日までの出炭量と人口の折れ線グラフが大胆に描かれ、人々の暮らしを写した映像が大画面で流れます。
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_090s 
その横には、暮らしの姿の一端を思いださせる展示品がさりげなく置かれています。

20180420石炭博物館五島健太郎撮影_097s 
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_098s 
最後に、石炭斜陽と観光開発、そして破綻へと至る激動の動きが、生々しく描かれ、時代・時間…といった「時」に思いをはせる象徴的な時計の展示で終わっています。

自分たちの今後の地域や暮らしを、今後どうしていったら良いのか…
夕張を「すでに起きた未来」という他山の石として、ここから学ぶためにはどうしたら良いのか…
夕張を(空知を)理解し自分に生かすためには、もっと炭鉱のことを理解し、その中から今日生かすことのできる教訓や手がかりを得たい…
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_100s
20180420石炭博物館五島健太郎撮影_103s
そういう思いを持ちながら、地下の炭鉱ワールドに歩みを進めてみましょう。
(続く)


trackback --   Comment (0)   編集