FC2ブログ

そらち★ヤマの記憶だより

あなたの知らない空知の情報をお届けします!

⑩炭鉄港の【炭鉱】住友赤平立坑櫓・周辺施設

2019/04/11 [Thu]17:52
category: 炭鉄港−北の近代三都物語
こんにちは!赤平から来ているレアスタッフ、カニです
現在、日本遺産登録へ向けて進めている、北の産業革命「炭鉄港」紹介シリーズも10回目となりました!
私が担当するのですから、場所はやっぱり赤平です。

DSC_0172.jpg 

今回紹介するのはこちら
住友赤平立坑櫓・周辺施設です。

簡単にこちらの施設の概要を紹介させていただきますと
赤平市内にあった大手四山のうちのひとつ「住友赤平炭鉱」の施設です。

1937年(昭和12年)に住友鉱業株式会社として開坑し、立坑やぐらは1963年(昭和38年)に建設。1994年(平成6年)まで使われていました。建設費は当時のお金で約20億円!!この立坑やぐらの建設によって生産量(石炭の量)も100万トンから200万トンへと飛躍的に上がりました。

180411kani1.jpg 

高さは43.8m、やぐらの下にある縦穴の深さは650mありました。
18人乗りのケージが4本入る仕組みで、「ケーペ式」という井戸の「つるべ式」の形式を採用していました。
運行速度は毎秒12mで、体感速度は「まるで落ちるようだった」そうです。

180411kani2.jpg 

この立坑櫓にはいくつか付随する施設があり、ひとつは櫓に続く操車場、ヤードです。ここにはトロッコや人車、ケージなどが展示されています。

180411kani3.jpg 

もう一つは巻き上げ機室です。奥に見えるドラムが巻き上げ機で、ここについたロープが立坑櫓の上の滑車(シーブ)に繋がっていました。大きさはシーブと同じ直径5.5mです。

このように、住友赤平炭鉱の立坑櫓とその周辺施設は平成6年まで使っていたこともあり、まるで当時のままのような姿を見ることができます。

この内部は「炭鉱遺産ガイダンス施設」で受付をしている「ガイド付き見学(有料)」で見ることができ、ガイドは1日2回(午前10時~・午後1時30分~)行われていますので、ぜひご参加ください!

臨場感あふれる赤平の炭鉱遺産にぜひ触れに来てみてくださいね~!!

180627kani1.jpg 

赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設

お問合せ:0125‐74‐6505
開館日:水曜日~日曜日(土日祝営業)
休館日:月曜日・火曜日(祝日の場合は翌平日。その他臨時休館有り)
開館時間:9:30~17:00(入館は16時半まで)
入館料:無料(ガイドは有料)
場所:赤平市字赤平485番地(旧住友赤平炭鉱立坑西側)
 ※駐車場有、JR赤平駅からは徒歩で10~15分程度


カニでした
trackback --   Comment (0)   編集

⑨炭鉄港の【鉄道】岩見沢操車場跡

2019/04/07 [Sun]23:59
category: 炭鉄港−北の近代三都物語
かつては鉄道のまちと言われ栄えてきた岩見沢。

現在の駅の西側に広大な敷地の操車場があった事は、今でもJRに乗って付近を通ると想像できると思います…!!

2019040716244663b.jpg
※昭和40年代後半頃の周辺地図


岩見沢は函館本線と室蘭本線、幌内線、万字線の中継地であり、小樽・室蘭などの地域への石炭輸送、石狩・十勝・北見の各地域に集散する貨物輸送の要衝をなしていましたが、貨車入れ替え作業の行き詰まりをきたしていたため、
大正11年に駅の西部方面を拡張し、仕訳線群を駅本屋側と西部の操車場側に分け、大正15年に5線群からなる操車場の使用を開始しました。

岩見沢では周辺の炭鉱からの石炭を積んだ着発貨車が増加し、特に函館本線の輸送量が大幅に増大し…
操車場構内は狭くなり、昭和2年には更に拡張しました。

その後も貨車が増え、更に大改良工事が必要となって、
着発線、仕訳線、受渡線、除雪線、給水線など、計28本を設け、昭和32年に竣工しました。

その後も更に仕訳線を増設するなど工事を行い、東北以北最大の操車場と言われるまでになったのです

page-0012 - コピー (800x349)
※岩見沢駅80年史より

ちなみに、現在残っているのは右側の赤くした線路の函館本線、青(一部付け替え)の室蘭本線だけです。
ホントに広い敷地だったのですね…


写真00288 (800x580)
※S40年代岩見沢機関区
操車場の他にも第一機関区や第二機関区もあったり、駅周辺は機関車や貨車や大勢の国鉄マンで、常に現場感が凄かったのだと思います

昭和49年岩見沢 (800x533)
※S40年代岩見沢駅に入ってくる機関車


次にJRに乗る時、ぜひ岩見沢操車場跡地の広大さを感じてください…

⑧炭鉄港の【炭鉱】旧栄小学校(アルテピアッツァ美唄)

2019/04/05 [Fri]20:15
category: 炭鉄港−北の近代三都物語
美唄にある「安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄」
自然と彫刻が調和する、とても美しい空間

これからの季節、天気がいい時には何時間でものんびり気ままに過ごしていたい‥そんな場所です。

IMGP2357 (800x593)

この校舎はギャラリーやアートスペースとして活用されていますが、1950年に開校した「美唄市立栄小学校」でした。

かつて校区は炭鉱住宅街であったことから、炭鉱で働くお父さんを持つ、多くの子ども達が在籍していました。
炭鉱のピーク時にはなんと、30学級1,250名もの児童が通っていたそうです

炭鉱が閉山して仕事がなくなるので、
別の場所での生活を求め‥
ここで暮らす人々が減り‥
子ども達も転校して‥。

1981年に、栄幼稚園が入った校舎の一部を残して閉校となりました

ですが、残された木造2階建校舎と鉄骨平屋建体育館は、1992年から、美唄出身の彫刻家、安田侃さんの彫刻美術館と栄幼稚園として活用されています。(栄幼稚園は来年の3月に閉園となります

閉校となってしまっても、自分たちの過ごした思い出の学校が残っていて、こんな素晴らしい活用をされているという事は、卒業生にとって大変嬉しい事だと思います!!

ゴールデンウィークや夏休みやお盆の時期などには、ここ出身の方が、記憶や思いを持って、帰って来られるそうです。
美唄の歴史、炭鉱の歴史、それぞれの人生を語る場所なのですね‥

DSC_4347 (800x561)


さて、
ゴールデンウィークに入る前、アルテピアッツア美唄では、
「炭山の碑」の記憶展という展覧会が開催されます!!

page-0001 (565x800)

期間、4/24(水)~5/6(月)9:00~17:00
会場、ギャラリー(木造校舎2階)

そして、関連した企画もいろいろありますので、ぜひどうぞ!!
詳しくはこちらから⇒アルテピアッツァ美唄HP

ここにも「炭鉄港」!!

2019/03/28 [Thu]23:11
category: 炭鉄港−北の近代三都物語
先日の25日には岩見沢のいわなびで、岩見沢シビックプライドDAY実行委員会による、
「炭鉄港と岩見沢」のセミナーが開催されました。

DSCPDC_0002_BURST20190325192454641_COVER (800x600)

前半はNPOの平野理事が、後半はりじちょーが、薩摩藩と北海道の関係や、世界遺産となっている鹿児島の集成館や三池炭鉱跡についてなどを紹介しました。

会場には約60名の参加者…
これまでぼんやりとはわかっていたけど‥という方にも、炭鉄港と岩見沢の繋がりが、しっかり伝わったのではと思います



そして…
ここにも炭鉄港が…

交通新聞社が発行している「北海道時刻表」!!

DSC_4344 (1024x723)

道内のJR、航空機、フェリーなどの時刻が掲載されている、A5サイズの時刻表!!

この中に、「炭鉄港」を特集するコーナーが始まり、
第1回目の4月号は「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設と立坑櫓」が取り上げられています

DSC_4343 (1024x724)

連載は13回続くそうで‥
これまた楽しみです

⑦炭鉄港の【炭鉱】 小林酒造建造物群

2019/03/24 [Sun]19:20
category: 炭鉄港−北の近代三都物語
炭鉄港の【炭鉱】枠に、栗山町からの構成施設とされたのが、
「小林酒造建造物群」

DSCN1744 (1024x757)

空知に残るレンガ造りの施設としては最大規模の歴史的建造物で、現在も利用されており、13棟が国の登録有形文化財に指定されています!!

DSCN1755 (1024x768)

小林酒造は1878年に札幌で創業しました。
創成川の水を使って酒造りを始めましたが、豊富な水、広大な土地を求めて、炭鉱開発で活況を呈しつつあった夕張に近い栗山の地へ1901年に移転しました。

小林酒造の「北の錦」は、炭鉱マンたちに愛飲され、炭鉱の発展とともに生産量を伸ばしていったそうですよ

DSC_1200 (1024x744)

赤レンガ造りの建物がホントいい雰囲気

DSCN1752 (1024x689)

建物の一部では、古レールが使われているところがあります。

DSCN1762 (1024x731)

夕張鉄道から払下げを受けた、アメリカのカーネギー社製造のレールも!!

DSCN1800 (757x1024)

これは、屋根の上にあった棟飾りのようです。(正式名称わかりません💦)

DSCN1758 (1024x768)

紅葉の時期も美しい…!!

DSCN1803 (1024x767)

うっすら雪が積もっている今頃もステキです!!

DSCN1802 (1024x714)

もう少し暖かくなって頃に見学に行ってみようかな‥と思っている方、
4月には恒例の「くりやま老舗まつり」があります!!
これは、「小林酒造 北の錦 酒蔵まつり」・「谷田製菓 きびだんごまつり」・「南々そらち 一市四町 ふるさと田舎まつり」の、3つのイベントで、小林酒造では、個人のお客様向け、年に1度だけの酒蔵の一般開放で、普段は立入ることの出来ない酒蔵の内部をご覧いただけます。

今年2019年は4月13日(土)と、4月14日(日)です

詳しくはこちらをどうぞ⇒小林酒造株式会社HP

貴重な歴史的建造物群をぜひ目の前でご覧ください…