そらち★ヤマの記憶だより

あなたの知らない空知の情報をお届けします!

室蘭にある2棟の円形校舎

2017/03/24 [Fri]19:12
category: 炭鉄港−北の近代三都物語
皆さんは、円形の校舎を見た事がありますか??
1950年代に多く建築された筒型建築の校舎で、全国で100棟ほど建てられたそう。
北海道では11校が確認されているようです
貴重な建物…

円形校舎は、建築のコストをおさえる事ができる、
狭い場所でも有効に活用できる、
多方向からの日当たりが良く、教室全体を見渡す事ができる…などの利点があったそうです。

内部にはらせん階段があったり、屋上があったりして、建築的にとても特徴ある美しい建物ですが、
学校の増改築、合併、閉校、そして老朽化の影響などで解体され、現在ではほとんど、その姿を見る事ができませんね…

炭鉱にはちょっと詳しい…方は、「円形校舎」と聞いて思い浮かぶのはここかもしれません~

沼東小学校
美唄の沼東小学校
※約15年前の画像です。現在はさらに老朽化が進み、近づく事も許可なく立入る事もできません。

三菱美唄炭鉱で働くお父さんをもつ、多くの子供たちが通った小学校でした。
元炭鉱マンで模型作家の齊藤さんも、沼東小学校の模型を作った事があります
こちら ⇒2015年5月29日ブログ記事

他に、マネジメントセンタースタッフぼーいっしゅが卒業した江別第三小学校も円形校舎。
レンガを使った貴重な建物でしたが、学校統合のために惜しまれつつ、円形校舎は解体…。
こちらも齊藤さんは模型を作っていました⇒2015年4月8日ブログ記事


今、北海道で現存する円形校舎は、昭和31年建築の石狩小学校、
そして、昭和33年に1棟、昭和35年に1棟、建てられた、室蘭絵鞆(えとも)小学校なのです。

石狩小学校は現役の小学校ですが、
絵鞆小学校は2015年3月に閉校し、残された円形校舎は、1棟は解体の可能性も含めて、今後の方向を検討しているようなのです…。

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※昨年の画像です

今では数少ない円形校舎。
芸術的目線で見ても、とても美しい建築物ですね
博物館や美術館のように…という声もあるようです。
しかも小学校の敷地には縄文遺跡が残っている?!
室蘭にとって、北海道にとって、歴史的にも大変貴重で価値のある絵鞆小学校

そして、多くの子どもたちが通い、様々な思い出の詰まった小学校…

円形校舎2棟の保存に向けて、絵鞆小学校卒業生である、一般社団法人むろらん100年建造物保存活用会の代表・村田さんと、写真家の関さんを中心とした市民有志の方々により「絵鞆小学校の保存活用について考えていく会」ができたそうです。

詳しくはこちら ⇒ 絵鞆小学校・保存活用ラボ

ページを読むと、どんな小学校なのかもよく解りますし、
関さん撮影の、美しい絵鞆小学校の写真を見る事ができます


貴重なこの絵鞆小学校が、まちにとって良い方向に進むよう、今後に注目したいと思います…

(OLでした)



3/19に行われた「炭鉄港」基調講演レポート

2017/03/23 [Thu]19:44
category: 炭鉄港−北の近代三都物語
3月19日(日)、北海道「炭鉄港」市町村議員連盟総会が、
岩見沢のホテルサンプラザで開催されました

20170319炭鉄港議員連盟設立総会_004
(りじちょー撮影)

空知では岩見沢、赤平、芦別、歌志内、上砂川、月形、美唄、三笠、夕張から、
そして室蘭、小樽から…9市2町の60名を超える市町議員と、
顧問として道議員を迎え、計77名の議員連盟が発足したそう


そして、議員連盟総会後は、「炭鉄港」の基調講演が行われました
一般公開だったので、ささぽんと、ぼーいっしゅが聴講してきました。
ちょっと長くなりますが、当日の様子をお伝えします。

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司会は、大橋副理事長。

講師は、りじちょー
「未来を悲観する若い世代に、私たちの世代が、希望の光を背中で見せていく。
そのためには、足元の資源を見つめ直して、道を切り開いていく必要があるのでは。」
という言葉から、講演はスタートしました。

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導入部分では、人口ピラミッドの変化を紹介
北海道の人口増加の節目は、一度目は明治期、二度目は炭鉱最盛期などの勢いがあった時期!
しかし今後は、むこう40年で日本は人口1億人を割る計算になり…
高齢者3~4人を、1人の若者が担う構図となり…
今までのしくみが上手くいかなくなることが、強調されました。

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そこで、これから必要になるのが…
形のないものを使って、
異なるものを結びつけ、
新たな価値を生む
 こと。
まさに、「炭鉄港」は魅力的な資源なんですね

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また、会場では、「私たちは自分たちのことを知らなすぎる」点についても話が。
石炭産業衰退後には、「炭鉱の暗い過去を払拭する」というスローガンのもと、
各地域で様々な政策が行われたことを挙げ…

・地域の歴史・資源を知らないこと
・地域の未来を考えられないこと
・地域を変えてみようと動かないこと

これらの教訓から、いまいちど、自分の足元にある価値を見つめ直すことを促します。
その価値とは…
例えば、布引坑の風洞、清水沢の火力発電所、奔別の立坑やホッパー…
地元の目線で見ると当たり前のものが、アートや建築など、別の目線で見ると「素晴らしいもの」に映ります
これらは、まさに「炭鉱の記憶アートプロジェクト」の目線です。

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そして、炭鉄港に共通する「産業遺産」は、どれも、働く人が関わっていたもの。
培ってきた、技、想い、思い出などという要素も、大きな価値であると紹介!
元炭鉱マンと行う「ズリ山階段づくり」などの整備は、究極の観光と言えるでしょう

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…しかし、こういった空知管内の取組みだけでは、まだまだ
炭鉄港をキーワードに、空知・室蘭・小樽そして、
その「炭鉄港」の構図を作った、薩摩藩(島津)の繋がりを、強めていくべきと続けます
北海道は、明治期に入ってきた産業や文化を試しながら、大きく発展していった地。
近代化のストーリーが、島津斉彬の遺言のもと、超高速で進められたのです。

空知で掘り出された石炭、
その石炭を小樽へ運ぶため敷設された幌内鉄道、ゲートウェイとして発展した小樽港、
炭鉱会社によって、岩見沢から室蘭へ石炭を運ぶ鉄道が延び、
その後、製鋼所、製鉄所が設立され、鉄のまち室蘭と呼ばれるまでに。
このストーリーが、北海道の今の暮らしの基盤を作っているのは、本当にすごいこと。


「炭鉄港」がスタートして7年、様々な取り組みを行うなかで、
この三都が「すでに起きた未来」になり得る、という実感を持った、りじちょー
これをコンセプトに、今後、地域資源を一生懸命磨き、
地域への誇りや尊敬という価値が見いだされることにより、
日本遺産の登録や、世界遺産のサブストーリーへの追加も、目指していけるのではと話します。

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そして、冒頭の状況突破のために勢いをつけて活動するなかで、
角を曲がった先に見えるように、未知の効果が生まれることになるのでは…
そんな希望を感じさせる結びで、講演は終了しました!


そして、講演会の後は…
議員連盟の室蘭、小樽、空知各地の議員の方々や、
室蘭から、なかじー事務局長もセンターを訪れてくれ、懇親会に

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まーび副理事長からの差し入れ

最後は、腰に手を当て…
団結ガンバロー!でシメ
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長くなってしまい、すみません…
「Do you know 炭鉄港?」をキーワードに、今後も「炭鉄港」の輪を広げていきましょう
当センターもぜひご活用くださいませ

(ぼーいっしゅ
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「女ひとり大地を行く」

2017/03/22 [Wed]20:04
category: マネジメントセンターについて
女ひとり大地を行くという映画をご存じでしょうか??
これは1953(昭和28)年に制作された作品

出演は昭和の大スター、宇野重吉、山田五十鈴。
宇野重吉は、寺尾聡(ルビーの指輪)の父親で、
山田五十鈴は、必殺仕事人シリーズ(三味線のおりく役)として活躍していた女優さん…と言えば、わかる世代が少し拡がるかも?

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この映画は、北海道炭鉱労働組合の全面的援助によって製作された、炭鉱が舞台のストーリー。
「見ておくべき…!」と聞いてはいましたが、なかなか見る機会もなく…

先日、ご来館者から、「女ひとり大地を行く」を見たいのですが、ありますか??と聞かれた事もあり、
マネジメントセンター閲覧用として、DVDを1枚、用意しました

設定は昭和7年の冬から始まる物語。
北海道の炭鉱へ出稼ぎに行った夫を追って、そこで待ち受ける様々な困難。
自らも女坑夫となり、炭鉱で働き始める事になった、子供を抱えた女ひとりの闘い。
更なる苦難にも負けず、生き抜いた女性の20年間を描く…
というものです。

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映画が出来るまでの苦労話などが掲載された冊子も付属されています。
ロケは夕張炭鉱、太平洋炭鉱で行ったそう

138分の映画のうち、冒頭の約20分をさらっと見ました
狭い坑内では、数人が腰をかがめた態勢になって、つるはしで石炭を掘り、トロッコに石炭を入れたり、ひっくり返すのも手作業、外に運び出すのは馬を使う…。
坑内火災の知らせを聞いた沢山の家族が、炭鉱事務所に詰め寄って大騒ぎに…。
そんな様子が描かれ、映画とはいえ、ちょっと目を覆いたいシーンも…。
昭和の初め頃の炭鉱はどれだけ大変だった事か…。
(もちろん、それぞれの炭鉱や時代によって同じではないはずですが)
この後のストーリーとしては、女ひとりで、困難に立ち向かい、どう生きていくのか…という内容のよう。

あらすじは読みましたが、今後の展開が気になる…!
そして、映画ではありますが、炭鉱や坑内で働く様子、炭鉱町の雰囲気、そこで暮らす人々の関わりなども、映像を見ると解りやすいかも…

見てみたい!!という方は、ぜひマネジメントセンターへどうぞ
尚、DVDの貸出はしておりません。
こちらの閲覧コーナーで見て頂くのみですので、ご了承くださいませ

(OLでした)

春の大掃除

2017/03/20 [Mon]23:54
category: マネジメントセンターについて
日々、春が近いな〜という気がしてきますが、
まだまだ寒いですね
今でも、出入り口の戸が閉まりづらかったり、シャッターが重かったり…
いろいろ大変です


今日は、入口の看板を外して…

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春の大掃除、第一弾~

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センター開店時にシャッターを上げるのが本当に重くて、
毎朝、ウエイトリフティング状態でした

りじちょーとささぽんと‥
たまたまセンターに来てくれていたおふたりにも、お手伝いをして頂き‥

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登るひと、
持つひと、
掃くひと、
撮るひと(?)
4名の連携プレーのおかげで、シャッターが軽くなりました!!

朝のツラい作業がひとつが無くなって、助かります

(OLでした)

新たな塊炭が…!

2017/03/19 [Sun]15:45
category: 炭鉱の記憶
本日は北海道「炭鉄港」市町村議員連盟 設立総会が行われています。
おそらく今は、吉岡りじちょーの講演が始まっている頃かと思います…
(この様子は後日あらためて…)

今日の岩見沢は天気が良く、春が近づいてきたような…
普段の日曜と言えば、わりと静かな1条通りですが、今日は車や歩行者が多く感じます。

マネジメントセンターにも、ふらっとお立ち寄り頂く方が多いです。
「市内を観光中で…」
「ここは何??」
という方もいれば…
「奔別炭鉱に10年いました」
「今年のイベントは決まった??」
「土木遺産カードをください~」
という方々も。

先日は、以前、「万字炭鉱のお話を聞く会」に参加して頂いた方がいらして…
塊炭をご寄贈してくださいました~
最近、塊炭が続々と集まってきます

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頂いたものは…
高さが約10センチで少し小さめですが、黒光りした、いい石炭ですね~

「夕張新炭鉱」と、書かれてあります。

ちょっとわかりづらいのですが、
昭和51,10,10 とも書かれてあるので、採炭された日付なのでしょうね。

ご持参頂いた方のお父さんが北炭の幌内炭鉱で働いていたそうで、
お父さんの知人から頂いた塊炭との事。

今でも家に「塊炭があるよ」という方、意外に多いのですね…
やっぱり、空知ですね~

貴重なものをありがとうございました

(OLでした)