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そらち★ヤマの記憶だより

あなたの知らない空知の情報をお届けします!

③炭鉄港の【鉄道】旧手宮鉄道施設(機関車庫三号)

2019/02/01 [Fri]15:38
category: 炭鉄港−北の近代三都物語
炭鉄港の構成文化財として申請している45の施設を1か所ずつ紹介しています!

今回は、
小樽市にある「旧手宮鉄道施設(機関車庫三号)」
場所は、手宮の「小樽市総合博物館」です!

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入口の銅像は、北海道開拓使によって招かれたお雇い外国人クロフォード
クロフォードは三笠の幌内炭鉱で採掘された石炭を、ここ小樽の手宮まで鉄道を敷いて輸送し、小樽の港から運ぶべきとした、アメリカ人の鉄道技師です。
北海道で初めての鉄道が、手宮-幌内間全線開通(明治15年)した、この幌内鉄道です。
※まず先に手宮-札幌間は明治13年に開通してます。

旧手宮駅構内とその周辺に鉄道関連施設がいくつも残っています!!

まずはこちら↓↓
機関車庫三号
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明治18年竣工の、現存する日本最古の機関車庫
国の重要文化財に登録されているものです

創建時は「煉化石造機関車室」。
室内は、間仕切り壁で東側に1室、西側を車両2台分の空間に区分しています。
西側の室内は、中央に石造り八角形の柱を建て、小屋梁を設けています。
東側の1室は機関車を吊り上げて修繕することができる構造とするために、壁厚を増し、小屋組を補強しています。
レンガの積み方は…「フランス積み」


続いてこちら↓↓
写真左側が機関車庫一号、手前にあるのが転車台です。
機関車庫一号は明治41年に竣工。こちらのレンガは「イギリス」積み

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転車台(ターンテーブル)は、昭和49年3月までは手宮駅構内の貨車入れ替え作業に蒸気機関車が使用されていたため 、その頃まで現役でその役割を果たしてました。

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こんな風に機関車を載せて、方向を変えるために使われます。
岩見沢駅構内にも転車台が残っていて、駅の自由通路から見る事ができます!
※冬は雪が積もっているので見られないかも


他にも、このような建物も…
危険品庫↓↓

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明治31年頃に建造された軟石の倉庫。
塗料や油脂類など、引火性の強い物品の保管に使われていたもののようです。
小さいけれど、がっちりとした石蔵


ちょっと裏手へ行くと…↓↓
貯水槽

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蒸気機関車には水を使います。その給水する水を貯えた施設。
内部の梁には、19世紀末製造と思われるイギリス製のレールが使用されているそうです


旧手宮鉄道施設は、日本近代史上における北海道の役割や、北海道の産業形態などを考える上で、貴重なものであるとともに、石炭とともにあった北海道の鉄道を象徴しています。

蒸気機関車が主流であった時代の鉄道システムが残る場所として、わが国における鉄道技術の発展を示す貴重な近代化遺産です
※解説は小樽市HPより