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そらち★ヤマの記憶だより

あなたの知らない空知の情報をお届けします!

室蘭の「炭鉄港」見学会!

2019/12/05 [Thu]14:48
category: 炭鉄港−北の近代三都物語
先週、室蘭にある「炭鉄港」を視察する研修会がありました!
さてさて、どんな「炭鉄港」構成文化財があるのか…
「炭鉄港」に興味のある方、「炭鉄港」をよく知らない方、室蘭へ行くご予定のある方にも、ご紹介&おすすめさせていただきます!!

岩見沢からバスで室蘭へGO!
高速を使えば、2時間ちょっと。意外に近い気がします。

お昼は、飲食街マップを見て、自由に‥という事で、1日目は「三勝」のかつ丼!地元の人で混み合う店内。老舗っぽい雰囲気でした
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味がちょどいい~。味噌汁も美味しい~。ボリュームあるけど、完食

2日目もご紹介。室蘭に来たらやっぱり食べなきゃ。の、味の大王の「カレーラーメン」
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ちょい辛のカレーが溢れそうなくらいにのっかって、麺がカレーにからんで、とにかくすごく美味しかったです
カレーのハネを気にする方には、紙エプロン(10円)を一緒に注文してくださいね。

そして、いよいよ見学へ‥
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まずは観光協会の入る旧室蘭駅舎。仲嶋事務局長がご案内。

旧室蘭駅舎は明治45年に建設された道内の駅舎の中では最古の木造建築物。
明治期の洋風建築のたたずまいを現在に残しています。
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外回りは入母屋風で「がんぎ」と呼ばれるアーケード洋式を取り入れており、全国的にも珍しい建造物だそう。外壁は白漆喰で、構造体の木部と茶色の屋根のコントラストがカッコイイ

内部は広々したホールや展示スペース、休憩所として一般市民に開放されています。
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とても見やすい展示パネル。

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「炭鉄港」のパネルも!!

ボルトなどで作られたこれは‥
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すごい!工場夜景です

敷地内には石炭運搬に使われていたSLが展示されています。市民の意見を取り入れて、SLの底面が見れるようにしたそうです。
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この階段を降りると、SLの底が‥

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わ!!これは面白い。このサビが年季を感じます!!


次に向ったのは、日本製鋼所 室蘭製作所(JSW)
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ここにも日本遺産に認定された施設がいくつかあります。

まず玄関入口に、こんなマンホールが。
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これは、初代の社章のマンホール
明治40年、北海道炭礦汽船株式会社と、英国アームストロング社、ビッカース社の3社共同により設立されたので、3社の頭文字を組み合わせて図案化されたマークです。
北炭(T)・アームストロング社(A)・ビッカース社(V)
創業時から昭和10年まで使われたそうです。

会社の概要説明では、初代会長の井上角五郎の写真や、貴重な資料なども見せていただきました。
室蘭に製鋼所が建設されたのは、石炭の集積地、噴火湾の豊富な砂鉄、優れた港湾、などの理由により、製鉄起業の好適地と判断されたようです。

日本製鋼所では、戦艦の大砲や装甲板を製造するなど、主に戦争の兵器を作っていた時代もあったようです。
そしてこちらが、日本で初めて作られた航空機のエンジン「室0号」
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国産第一号の航空機エンジンが、なんと室蘭で作られたとは‥

天井を見上げると‥
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ドイツ製メルセデス・ダイムラーE6F型をモデルに改良したそうです。
同型のエンジンは室蘭で21基製作されており、展示されているこの室0号はその唯一現存する1基です。


次は敷地内にある、大きなレンガ造りの「旧火力発電所」
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明治42年に建設された火力発電所。イギリスから輸入した発電機3基とボイラー20基が格納されていたそう。レンガはやっぱりイギリス積み。建物が大きいので迫力あります!
煙筒はリベットになっており、かつて「東京芝浦製作所製」と書かれてあるプレートがついていたそうです。丸窓もいい味だしてます。
現在は多目的施設として使用されているそうで、中には入れませんでした。


少し離れた場所に、日本製鋼所が迎賓館として使っていた「瑞泉閣」があります。こちらも構成文化財です。明治44年に大正天皇が皇太子時代に視察に来られた際、宿泊所として建設された建物です。
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現在、瑞泉閣は改修工事中で見る事ができなかったので、、すぐ近くにある「瑞泉鍛刀所」の見学をさせていただきました。

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まずは資料館で説明を受けます。
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大正7年から、なんと、ここで日本刀を作っていたとは‥。
しかも、今でも基本的な製作工程は変わらず作られているそうです。

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見学時、ちょうどここで製作されていました。
内部も見せていただきました!!

日本刀製作が禁止される時代がありましたが、作刀技術は大切に守り受け継がれ、今日に至るまで、伝統的美術品である日本刀を数多く生み出しているそう。

日本製鋼所が大切にしている「技術技能伝承」「ものづくり」の原点がここにある‥!!

とにかく日本製鋼所の敷地は広かったです‥!!
製鋼工場、特殊溶解工場、鍛錬工場、鍛造工場、熱処理工場、圧延工場、鋼板工場‥
現在の工場敷地面積は1,111,023㎡!
調べてみると、札幌ドームの全体の敷地(屋内アリーナ、野外アリーナ、サッカー場、駐車場など)面積が305,230㎡との事なので、4つ分近い面積(ざっくり過ぎですが‥💦)
室蘭製作所だけで従業員は約680名との事。


多くを見学するため短時間の滞在でしたが、「てつのまち・室蘭」を存分に感じました。
ご案内してくださった皆様、ありがとうございました


さぁ次は、日本製鉄所へ‥
(長くなってしまいましたので、次回にします~)


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