そらち★ヤマの記憶だより

あなたの知らない空知の情報をお届けします!

ガイド養成講座が始まりました

2013/12/09 [Mon]13:42
category: 炭鉱の記憶
私たちNPOでは、炭鉱遺産をもっと多くの方に知っていただき、また訪れる方が少しでも多くの何かを得られるようにと、多くの方々のお力を借りながら日々務めています。

活動は多岐にわたりますが、その中で炭鉱遺産・地域の人・訪れる方を相互に結び付けるインタープリターの役割を担う人材の育成も、重要な活動の一つです。

そうした人材を地域に根付かせるための試みとして、炭鉱遺産を含む空知の産業遺産のガイドの養成を目的とした講座が始まりました。

吉岡理事長の講義1


初回の昨日は、様々な背景や経歴を持つ、炭鉱遺産・産業遺産のガイド活動実践に関心を持つ8人の方々が受講しました。
(本日のblogを書いているやなぽんも、その末席を汚させていただいております)

まずはりじちょーの講義で開幕です。

近代から現代にいたる日本は、一言でいえば空知の石炭が支えていたんだ
というスケールの大きな話を、様々な史話の寄り道をしながら(この寄り道がまた面白いのです)一気に駆け抜けました。

たとえば……

吉岡理事長の講義2

上の写真に写っている

井上角五郎(北海道炭礦鉄道が明治39年に国有化された当時の北炭代表)
井川ダム(大井川上流部にある日本最初の中空重力式コンクリートダム、昭和32年完成)
プルトくん(動燃(現在の原子力機構)のキャラクター)

この三者が、どのようにして結びつくのか――こんなところから、現代のエネルギー政策も元を辿れば空知の石炭がその源にあったことがうかがえるのです。

他にも、NPOが考えているガイド(インタープリター)とはどのような役割なのか、炭鉱遺産を訪れるとはどのようなことなのか、などなど内容の濃い講義でした。

次に、赤平の「コミュニティガイドクラブ TANtan」代表を務められ、私たちNPOも大変お世話になっている三上さんから、ご自身の坑内経験とガイド経験を元にしたお話をいただきました。

三上さんのお話1

三上さんからは、まずTANtanの設立経緯や現在の状況をご説明いただきました。
また実際にガイドをされているご自身の体験に裏打ちされた、ガイドの際に注意すべきことや心構えなど、方法論と精神的な部分の両面から様々な話をしてくださいました。受講生の皆さんも途中途中で積極的に質問をはさみ、三上さんもまたそれに丁寧に答えてくださいました。

三上さんのお話2

坑内での経験についても、活発な質疑応答が行われました。経験に基づく話にはとても重みがあり、受講している私たちも思わず背筋を正すような力がありました。

一方的にガイドするのではなく、コミュニケーションをとりながら出会いを大事にして、またそれをしっかりと意識して取り組む三上さんやTANtanの皆さんの姿勢、そして安心安全を第一に確保すること、炭鉱という歴史があったからこそ現在や未来があること……。

初回にふさわしい、とても貴重でまた勉強になるお話をたくさん聞かせていただきました。



このガイド養成講座は残念ながら誰にでも来ていただけるような一般公開ではないのですが、この後来年の1月にかけて数回行われる予定です。今後の講座の様子なども引き続きレポートしていきます。
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