そらち★ヤマの記憶だより

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10/10ぷらぷら沼田レポート

2015/10/17 [Sat]23:11
category: 炭鉱の記憶
10/10(土)は、ぷらぷら沼田が開催されました!
ちょっと遅くなってしまいましたが、当日の様子をお届けします

沼田は、岩見沢からは一般道を走ると、車で2時間ほど。
同じ「空知管内」でも、岩見沢や三笠などは「南空知」、
沼田は「北空知」にあたります。
北空知でのぷらぷら歩きは、とても珍しいんです

この日集まったのは、9名の皆さん。
札幌、芦別、旭川、音更・・・など、様々な場所から来てくれました~
ガイドは、NPO運営会員の伊藤隆文さんです。

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集合場所のほろしん温泉をスタートし、まず向かったのは、
ほろしん温泉から道路を挟んだ向いにある、こちら
「クラウス15号」の展示です。

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クラウス15号は、1889年にドイツ・ミュンヘンの
クラウス機関車製造所で造られた、
現存最古の小型蒸気機関車なんだそうです

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1931年から1969年の閉山時まで、昭和炭鉱によって、石炭貨車運搬用に使用。
留萌鉄道の昭和炭鉱~恵比島駅間を運搬していたんだそう。
現在は、町文化財に指定されています。

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「明治鉱業昭和鉱業所」なので、「明治 昭和炭鉱」と書かれています↑


留萌鉄道沿線には、沼田町のなかに主に3つの炭鉱があったそうです。
「クラウス15号」の展示場所横の、「炭鉱資料館」へと向かいます

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沼田町には、明治鉱業(株)昭和鉱業所
浅野雨竜炭鉱(株)九州鉱山(株)太刀別炭鉱という
3つの主な炭鉱がありました。

ここでは、これらの炭鉱についてのパネル解説、
そして採炭道具などの収蔵品の展示を見ることができます

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(宮本護さん撮影)


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そして、先ほど展示されていたクラウス15号が!

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このジオラマは、スイッチを押すと、クラウス15号が走行するしくみ
昭和炭鉱の選炭場の中を通って機関車が1周すると、
大人の参加者一同、思わず「わ~っ!」と声が上がります

この区間を、走行していたんですね。
こうやって見ると、それぞれの炭鉱がかなり隣接していたのが、よく分かります!

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とはいえ、昭和炭鉱と浅野雨竜炭鉱は、どちらも操業が1930年~1960年代後半のなかで、年間出炭量は17~20万トン程。
また、太刀別炭鉱は、わずか6年間の操業と、いずれも大規模な採炭ではなかったようです。
伊藤さんは、「生産量が多くないことは調査で分かっていたはずだが、
他会社に取られてしまう前に、とにかく開鉱に着手したのでは・・・」と言っていました。


炭鉱資料館を後にして、向かったのは、ホロピリ湖記念公園です。

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ホロピリ湖は、1973年に着工された沼田ダムの完成によりできた湖。
ここは沼田町では浅野地域にあたり、ホロピリ湖の下には、
浅野雨竜炭鉱の集落が沈んでいるそうです

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ロケーションも良く、一見、集落があったとは気が付きません…!

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この、水際の、棚田のようになっているあたりに、炭住が並んでいたそう。
湖面に向かって、道も続いています。

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水位が下がると、コンクリートの遺構が見えることもあるんだそう!
皆で双眼鏡を手に、向う岸を眺めます。
小さなコンクリートの建築物を見つけた方もいましたよ

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そして、湖際をさらにぷらぷら・・・

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ぷらぷら歩き中、皆さん思い思いのものを見つけていました♪
流木に心惹かれる人、キノコを写真に収める人・・・
これも、ぷらぷら歩きの一つの楽しみですね


こちらは、旧坑口神社とのこと
木材に詳しい参加者さんによると、
拝殿は新しく建て替えられたもののようです

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神社を過ぎると、公園内を一周したことに。
ホロピリ湖記念公園は、今回初めて来ましたが、とてもオススメです


さて、沼田ぷらぷらはまだ続きます!
が、目的地がちょっと遠いため・・・
車で、道道867号を湖沿いに、さらに北上します

道路の左手側に見えてきたのは・・・

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葉っぱの奥に、見えますか?
浅野雨竜炭鉱の、選炭施設が残されています。

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拡大すると・・・これは、ベルト基台なのだそう。

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そして、道路を挟んだ反対側にも、坑口や、ズリ山などがあるそうです。
ズリ山は、この位置からは全く見えない奥の方に位置するんですって。
「奥の方から積んだということは、たくさん採炭する予定があったのかも・・・」と、伊藤さん。

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今回は安全な場所を案内してもらっているため、入りませんでしたが・・・

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道路脇に石炭が落ちているのを見つけた方も。
ひょっとすると、この周辺のものかもしれません


そして、ここからさらに車で数分、北上すると・・・
太刀別炭鉱のホッパーが。
車で行くとはいえ、本当に隣接していて驚きます

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かなり水がついており、長靴がないと近づけません
また、金属部品がはずれそうな場所も・・・
近づくときは、足元も頭上も、十分にお気を付けください

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ここまで、徒歩と車を使って、約2時間半ほど。
密度の濃いぷらぷらでした~
そして、後ろを振り返ると、断崖絶壁のような露頭炭が。

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住宅などもないため、地域の方と全然すれ違わない独特な時間でしたが、
注意して見ると、多くの人の働いていた跡、暮らした跡が、地形や物から読み取れる。
そんなぷらぷら沼田でした
ガイドの伊藤さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました
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