そらち★ヤマの記憶だより

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7月のカレンダーは「豊沼駅」

2016/07/01 [Fri]14:33
category: マネジメントセンターについて
今日から7月
カレンダーは砂川市の「豊沼駅」です!!

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写真は跨線橋の上から、岩見沢方面を撮影しています。
豊沼駅西側には貨物線の跡が残っていて、駅舎も乗降客数に比して駅事務室が大きく、貨物取扱い時代の名残があります。


ところで…
列車に乗って豊沼駅で降りた事がある方って、あまりいないかもしれませんね。
空知出身の私OLも実はありません💦

でも、昨年の秋、駅舎、ホーム、跨線橋に初めて行きました…!
「ぷらぷら砂川」を開催したからです ⇒2015年11月7日ブログ記事

砂川の語源も、アイヌ語からきているそうです。
【オタ・ウシ・ナイ】「オタ」は砂、「ウシ」は多い、「ナイ」は川の意味。

砂川市は、明治19年に定住が始まりました(5名、1家族)
明治23年、歌志内に空知炭鉱が開かれ、翌年に北炭が岩見沢から歌志内の鉄道を開通!!

豊沼駅が開設されたのは大正11年、国有鉄道の豊沼信号所としてです。
こちら現在の豊沼駅

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集中豪雨による大水害によって浸水被害を受けたため、昭和39年、高床式の駅舎に改築されました。

この駅舎、出入り口側よりも、ホーム側から見た方がいい感じなんですよ~

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がっちりしたコンクリートの改札に、『豊沼駅』の字体も味がありますね!!

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跨線橋も…サビはきてますが、歴史を感じます!

豊沼駅と言えば…
大きく関係しているのが、東洋高圧工業北海道工業所」です。
三井鉱山の科学事業を拡大するために設立した「東洋高圧工業」が、豊沼に進出した工場です

昭和17年に東洋高圧工業専用線2.1km敷設使用開始に伴い、現在地に豊沼信号場(2代)が開設されました。
信号場から一般駅となったのは、昭和22年のこと。

駅から東洋高圧の坑内まで岐線が敷設されて、SL蒸気機関車やジーゼル機関車が三井東圧構内を走り、製品及び原料を長年に渡って運搬していたのです。

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跨線橋を登って滝川方面を見ると、このような景色が…。
ホーム左側に専用線が延びていた跡が残ります。


さて…
ここで砂川の東洋高圧について触れておきたいと思います

明治22年、三井が官営の三池炭鉱を取得し、三池の石炭が三井鉱山の発展を支えてきました。
そして三井鉱山が明治45年に、大牟田でコークス(石炭を蒸し焼きにしたもの)炉ガスに含まれるアンモニアから硫安を生産した事から始まります…!!

昭和8年、事業をさらに拡大するため、東洋高圧工業を別会社として設立し集約一元化。
昭和14年に東洋高圧工業が北海道の豊沼に進出したのです

場所の選定には富山と北海道、北海道の中でも砂川と釧路が候補地だったそうです。
砂川に決定したのは、
①原料の石炭を三井砂川、美唄から入手できる
②冷却、洗浄用に低温の石狩川の水を豊富に利用できる
③硫安工場の多くは西日本にあり、東北地方の需要に応ずるのは北海道が最適
という理由があったそうです

大牟田工業所が戦災を被り硫安生産が順調でなかったため、北海道工場の完成は急務であったが、建設資材、労働力不足のため終戦前に操業開始には至らなかったそう。
砂川は、地質が予想以上に軟弱で、豪雪などの事から工事が遅れたと記述されています。

昭和21年、アンモニア合成工場が操業を開始し、硫安を初めて出荷!
昭和23年には、日本初の肥料用尿素の生産開始!!

ピーク時に社員は、2540名に達していたが、後、人員削減へ…

その後、企業規模拡大のため東洋高圧と三井化学が合併して、三井東圧化学が発足。
平成9年に三井東圧化学と三井石油化学が合併して、三井化学がスタート
そして平成12年には北海道三井化学が発足しました。


昨年のぷらぷら砂川で案内をしてくださった増山さんは、東洋高圧で働いていた方です。
社史を寄贈してくださったり、いろいろなお話を聞かせて頂きました

一時は、留萌港までパイプラインを繋げる構想もあったそう。
もしも実現していたら、この辺り一帯は、巨大な科学コンビナートの工場群となっていたのかも…

函館本線で砂川を通る時、
車で12号線を走る時、
スイーツ、何を買おうかな~と考えつつも…
砂川、豊沼、三井化学について、ほんの少しでもいいので、この場所はこんな歴史があったんだ!という事を思い出してみたいものです…
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