そらち★ヤマの記憶だより

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九州の産業遺産見学「端島、筑豊、他編」

2016/07/13 [Wed]18:59
category: その他
6月23日~26日までの九州産業遺産見学の紹介は、今回が最後です
前回まで ⇒ 2016年7月6日ブログ記事

この日は端島へ上陸するツアーの日
ですが…九州は不安定な天候が続き、長崎は朝から雨模様

私たちが乗船するのはシーマン商会の船。
今や軍艦島クルーズツアーは4社が1日に午前と午後の2便、それぞれの会社が時間をずらして出港しています
私たちの少し前に出発した別会社は大型の船で、団体ツアー客がぞろぞろと乗船している様子が見えました。
すごい観光地になったようですね…

雨が降っていても、風が弱ければ着岸できるのですが…さて、どうでしょう??

出港してすぐ見えてくるのが、三菱重工業長崎造船所の世界遺産関連資産。
ジャイアント・カンチレバークレーン!!

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同型としては日本に初めて設置された電動クレーンです。
150トンの吊上能力を持ち、電動気モーターで駆動し、現在も大型製品を出荷する際に活躍する現役の施設です。

遠くですが、反対側には日本最古の蒸気機関を動力とする曳揚げ装置を整備した小菅修船場も見えます。通称「ソロバンドック」と言われています。
小菅修船場は日本の近代造船所発祥の地であり、曳揚げ小屋は現存する日本最古の本格的な煉瓦造の建物です。(時間があったらぜひ、見てください!!)


船内でのご案内は、かつて端島に住んでいて、
2003年に「軍艦島を世界遺産にする会」を立ち上げた坂本理事長
軍艦島クルーズツアーガイドの他、取材対応、書籍や写真集の出版など、端島を伝える顔として、ご活躍されています。

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端島の歴史など、元島民目線でのご案内を丁寧にしてくれます。

あぁ…船は結構な揺れが…
ダウンしてしまった人も…

端島が見えてきました
まさに、軍艦の姿に見えますね。

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近づいてきた頃、雨がまた強くなり、波も高くなっていました

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船長さんが何度か着岸を試みましたが…

残念ながら、この日は上陸できずでした

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土曜日という事もあって、私たちの船だけでも70名くらい乗船しています。
もしもタイミングよく着岸できても、全員の下船、乗船には時間もかかって危険も伴うでしょう。
上陸できても、見学時間が短くなってしまう場合もあるよう。
さらに、他の会社の大きな船も着岸できずに島周辺をぐるぐる回っています。時間調整や兼ね合いが難しそうです。
5年前に上陸できた時とは状況がいろいろと変わってしまったようです…。


残念でしたが、シーマン商会の船は端島に上陸できなかった場合、代わりに高島へ上陸します
これはこれで、嬉しい…!!

船を下りると、迎えてくれるのがこの方↓↓

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三菱の創業者、「岩崎弥太郎」!!

この高島炭鉱は、日本で最初の近代化された大型の炭鉱です!!

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1695年に石炭を発見したことが始まりとされ、その後幕末に佐賀藩とグラバーが共同出資で採掘を始めました。
その後、紆余曲折を経て、土佐藩出身の岩崎弥太郎率いる三菱財閥が本格的に採掘を始めた炭鉱です。

石炭資料館には、その歴史と炭鉱関連の道具類が展示されています!

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時間があったらじっくり見たいです


石炭博物館の前には端島の大きな模型があります

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上陸できなかった場合、坂本さんがここで端島の説明をしてくださいます。

端島炭鉱を知らずに、
軍艦島という廃墟の場所が見たくて来る人、
映画やテレビのロケ地だから来る人…。

どうか頭の片隅に、
この島はかつて日本の近代化を担った端島炭鉱という島だったという事、
5000人以上もの人が暮らしていて、炭鉱の閉山によって帰りたくても帰れない多くの元島民の思いがある島だという事を、
知って頂きたい…
と、おっしゃっていました。


高島を出る時、シーマン商会の乗船者で記念撮影をしたそう
シーマン商会のホームページに掲載されていました⇒シーマン商会HPより。

この時、私OLは、港の売店でお土産購入中…
写真撮影をしてた事は後で聞きました…


最終日の見学はグループ別で…

私たちはまず、門司港レトロ地区と言われる、門司港駅周辺へちょっとの時間ですが行きました!

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旧門司三井倶楽部は大正十年に建てられた三井物産の社交倶楽部。
建物はハーフティンバー様式(木骨様式)と呼ばれるヨーロッパ伝統の木造建築工法で作られたもの。
大正時代の建物はおしゃれですね~

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こちらもステキ。
漆喰やレンガ、石などをうまく使った、モダンなデザインです。
古いものでもこのように活かしていて、観光で多くの方が集まってくる…。
いいですね~!!

次に向かったのは、九州の炭鉱と言えば、こちらも忘れてはならない地区、筑豊です。

炭都、筑豊のシンボルを言われる、
三井田川鉱業所の、伊田第一竪坑と二本の煙突

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ここは石炭記念公園となっている場所で、かつての伊田坑の跡地です。
とてもきれいに整備されていて、子供連れの方がお散歩してる様子を何度もみました。

近所の方の憩いの場となっているようです


あれ~??こんな横断幕が!!

一瞬…
ここも世界遺産登録??と思わされますが…

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よ~く見ると、右下に小さく、「関連資産」と書いてありました。
「構成資産」ではなく、「関連資産」…

どちらにしても、炭鉱の貴重な施設には変わりありませんね

現在、田川市石炭歴史博物館はリニューアル工事中ですが、別棟の産業ふれあい館(復元炭坑住宅)は開館していて、
山本作兵衛コレクションの炭坑記録画(複製画)」がいくつも展示されていました!
作兵衛さんは、筑豊の18の炭鉱で働いていた生粋の炭鉱夫で、日本で初めてのユネスコ記憶遺産に登録された、多くの炭鉱画を描き残した人です。


そしてここは「炭坑節発祥の地」としても知られます。

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「月が~出た出た~月が出た~ ヨイヨイ
…あんまり煙突が高いので、さぞやお月さん、煙たかろ…」の、あの歌です!!
皆さん、このフレーズ、聞いた事ありますよね
ここにも、炭鉱文化が現在と繋がっていますね。


昼食は、ここのすぐ近くにある、お蕎麦屋さん。

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店名は「斜坑」

人気の蕎麦屋さんのようで、何組も待ってました!!
せっかくここまで来たので、順番を待ち…

店外で40分以上…
店内でも40分以上待たされ…

でも…待ったかいがありました

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名前で決めたお店でしたが、ここが本当にとても美味しいお蕎麦屋さんでした
単品で注文したのですが、セットものを頼めば良かった~!!
向うのテーブルに運ばれていた2000円のお昼のセットものがとっても美味しそうでした
次回ぜひ…。

そして最後に、飯塚へ。
飯塚にも、伊藤伝衛門邸などの他、近代化遺産群が沢山あります!!
でも、時間がないので1か所だけ…

江戸の伝統を引き継ぐ芝居小屋嘉穂劇場

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炭鉱景気に沸いた頃、芝居見物の観客が列をなしていたそう。
当時の石炭王、筑豊御三家と言われた麻生家や町の有志が出資して、大阪の道頓堀の中座を模して建設されたと伝えられています。

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ステージや花道を見るだけではなく、バックヤード見学もできます!
「奈落」もすごいです…
ここも大変貴重な、珍しい施設です!!


この日も様々な炭鉱関連施設を見学しました。

九州は遠いようで、意外と近い
時間があったら、まだまだ見学したい場所があります!

九州へ行って、ちょっと時間があったら、ぜひ、今回紹介した施設等へ足を運んでみてくださいね
九州の産業遺産を見た上で、じゃあ、空知の炭鉱遺産は…??
と、比較して考えてみてはいかがでしょう??


おまけ…
今回の見学会でのお土産~↓↓

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