そらち★ヤマの記憶だより

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北村・月形の歴史探訪へ!

2016/08/31 [Wed]23:44
category: スタッフのつぶやき
先日の休館日は、ヤマチームが集合
北村・月形の歴史探訪に行ってきましたよ~

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この日のガイドは、NPO会員さん3名。
どうぞよろしくお願いします

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岩見沢観光協会の工藤さん、ささえるクリニックの五十嵐さんも参加

まずは北村温泉へ。
昭和59年に開湯し、現在も大変人気のある施設です
会員さん曰く「ジャブジャブの」、1280リットル/分 湧き出る贅沢な温泉です。

一行は、温泉ではなく食堂へ
この日のために特別に用意してくださったという、「北村特性弁当」をいただきました

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お刺身や角煮などが入った、とても豪華なお弁当です。
タマネギの入った天ぷらや、お米などは、地産ものらしくて嬉しい
別に出てきた、煮物の小鉢もおいしい~


その後は、北村温泉を後にし…月形を目指します

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こちらは、北村唯一のスナック『十夢』
オーナーが隣で鮮魚店を営んでいるので、料理がおいしいのだそう
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しかし、トムってどこかで聞いたことがあるような…


旧美唄川を渡って…

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やってきたのは、
月形樺戸博物館です

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月形樺戸博物館では、旧樺戸集治監の開監から廃監までの、
39年間のあゆみを、豊富な歴史資料(しかも複製でなく現物が多い!)とともに紹介しています。
また、明治14に樺戸集治監が設置されることで月形の開村にもつながった、重要な施設です。

この棟は、明治19年に建設された、旧樺戸集治監本庁舎。

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職業癖? 着いてすぐ写真を撮る一行…

内部は写真撮影禁止なのですが、典獄室(所長室)の復元など、
美しい明治時代の洋風建築を見ることができます
典獄が囚人から身を守るための隠し通路など、
集治監ならではの工夫も施されているんですよ

そして、入り口のこの石段
札幌軟石で造られており、すり減りができています。
OLらと、「きっと囚人が足に錘をつけて歩いたからだね…」
と話していたのですが…

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実は、廃監後の昭和47年から役場庁舎として
使用された際にできた、すり減りなのだそう

博物館本館は、特に囚人について取り上げられた展示構成となっています。
北海道の囚人は、道路開削、炭鉱や鉱山での労働に動員されたといいます。
現在の国道12号線の一部である上川道路(三笠-旭川間)は、空知川を境に、旭川(忠別太)までを樺戸集治監の囚人によって、開削されたものであるというのは、ご存じの方も多いと思いますが…
(※ちなみに、空知川から三笠(市来知)までは空知集治監の囚人が担当しました)
開削の工程が紹介された映像などを見ると、大変な労働であったことがよく分かります。

月形樺戸博物館を出て、
月形刑務所敷地の周辺を車で通過した後は、篠津山の囚人墓地へ。

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樺戸集治監では、廃監までに病気や事故をはじめとした様々な理由で、
実に1046人の囚人が命を落とし、そのうち1022人が無縁仏となり、
現在はこの囚人墓地に埋葬されています。
毎年夏には、月形町主催の「樺戸監獄物故者追悼式」が行われています。
(今年は9/1に予定)

ここまでで、旅程の半分ほどまできました
ぷらぷら歩きに負けない、ディープな歴史探訪です…

さらに車を走らせ、石狩川の河川敷の方へ…

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着いた先は、河川跡
ちょうど、北村と月形の境目ほどの場所に位置します。

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ここは、昭和15~23年にかけて、曲がりくねった石狩川をショートカットし、
まっすぐにする治水工事が行われたという場所。
北村発祥の地である『狐森』という地名にちなんだ『狐森捷水路』と呼ばれています。
このような石狩川の治水工事によって、石狩川の長さはおよそ100kmも短くなったのだとか。

なんだか様々な時代の、北村・月形の姿が見えてきましたね!

周辺には、雁里沼という大きな三日月湖も。
この辺りにも、たくさんの記念碑が残されていました

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一番大きなものが、北村小学校跡地記念碑
実際の小学校も、記念碑のすぐ近くに建てられていたそうです

また、スタッフ一同が驚いたのがこちら
無料休憩所と、

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仮設トイレが!

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ガイドの会員さん曰く、この地域を大切に思っている人が厚意で設置したものなのだとか
まちあるき中に、こういうスポットがあると本当に助かるもの。
北村探訪をお考えのみなさん、ぜひお立ち寄りくださいね♪

ここからは徒歩移動で、北村牧場へ…

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札幌軟石造りのサイロです
これは美しいですね~!
OL曰く、縞状の模様が刻まれているのは、
職人さんによる意匠で、『良い軟石』と言われるものなんだとか。

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そしてさらに、北村牧場さんの私有地奥に、
許可をいただき特別に入らせていただきました…

そこには、北村牧場の碑

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「茫々の原野をきり拓き 蒼々の原始林うち払い 建て給いし礎かたく…」

さらに奥には、鏡沼が。
雁里沼や石狩川などとは繋がっていないそうで、
北村牧場さんの敷地内に、ぽっかりと広がっています。

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雁里沼周辺歩きの最後は、
石川啄木の碑へ。

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北村は、石川啄木が函館弥生小学校代用教員だったころ、
同僚教諭であった「橘智恵子」が嫁入りをした場所。

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この智恵子への想いが、短い詩に綴られています。
詩の背景は諸説ありとのことなので…ここでは控えておきましょう
ご興味のある方は、調べてみてくださいね。


さて、歴史探訪も後半です。
車で岩見沢のまちなかまで戻り…
訪れたのは、(株)こぶ志陶苑 こぶ志窯さん

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5月末に、センタースタッフが、『こぶ志焼き』の成形体験をさせていただいた工房です。
その節はお世話になりました~
今回は、山岡先生ご自身の制作現場を見学させていただきました!

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ろくろを使用した水引きを実演してくださったのですが…

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10分ほどの間に、これだけの数を作ってしまいます。
本当にびっくり。

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こぶ志窯さんの焼き物の特徴は、シンプルな形の器を量産し、安い価格で買えるものであること。
そして、北海道で手に入る原料から釉薬などを作り、
北の風土を生かしながら、時代に合った製品の質を保っていること。
日用使いの気軽さと、歴史や風土の重みが共存している伝統工芸なのですね。
こぶ志窯さんの2階にあるギャラリーを見せていただくと、それがよく分かります

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炭鉱マンにぐい吞みを売って歩いた時代も。

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様々な釉薬の実験。

今回案内いただいた、様々な歴史的な施設跡や自然環境の変化など、
時代の積み重ねが、今の岩見沢や、さらに広く空知・北海道をつくっているのだなあと感じた、
北村・月形歴史探訪でした

そして、旅程の〆は…
3条のえぞやで乾杯

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3名のNPO会員さん、楽しいガイドをありがとうございました

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北村・月形の歴史探訪、オススメですよ~
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