そらち★ヤマの記憶だより

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「てくてく美唄炭鉱」に参加しました【後編】

2017/05/24 [Wed]18:40
category: 炭鉱の記憶
前回の記事にひきつづき、「てくてく美唄炭鉱」の様子をお届けします

盤の沢を過ぎ、サイクリングロードの終点の我路へ。

我路郵便局はまだありましたよ~
昭和5年築の煉瓦造りは、我路が栄えていた証ともいえる立派さ!

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今は数十世帯が住む我路ですが…
最盛期には2500人の人口があり、
病院、パチンコ店、個人商店、飲み屋さんが並ぶ、三菱の大商店街でした
特に、お祭のときの我路は、人がすれ違えないほど一番賑わっていたそう。

そして、こちらは電報電話局
電話交換や電話手続き、電報の受付などを行っていました。

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アルテの柳谷さんに教えていただいた話では、三菱美唄炭鉱の社内報なども行っていたそう。
番方交代のときなど、電話を繋ぐのに炭鉱マンが早く帰りたいのに待たされ、
交換手のお姉さんを怒鳴ってしまうことなども
そのため、若い女性が務める電報電話局は、社員の出入りが激しい職場だったそうです
そういったこともあり、会社から炭鉱マンへ、「気持ちはわかるけど、お姉ちゃんは悪くないんだから、怒鳴らないで」と伝えていたのだそうですよ。

こちらは商いの神様を祀っていた、我路神社。
どうでしょうか~盤の沢神社とは、まだ雰囲気が違いますね。
近所に住むIさんが、待っていてくださり、中を見せていただきました

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我路のIさんは、10代の頃からここで神主を務める、我路の歴史をよく知る方。
同時に、地域の世話役として活躍されている一人でもあります
我路には「Iさんランド」という、Iさんが作ったアート作品広場もあります

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こちらは新作♪ 我路に行かれる際は、ぜひご覧ください!

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まるで三笠のさいとーさんのよう!

ここまで来て、やっとお昼休憩です~
参加者には、和菓子屋かいやさんの桜大福と、あたたかいお茶が振る舞われました
桜餡の甘さと、桜の塩漬けのしょっぱさがたまりません~!

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休憩場所は、我路ファミリー公園
かつての我路番町という地域の、番町グラウンドの跡地にあたります。
炭鉱ではスポーツが盛んというのは、よく言われますが、それはここでも。
特に地区別対抗の運動会は大盛況だったのだそうです。

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昭和30年代の番町方面…炭住がたくさん

我路ファミリー公園内の、三菱記念館も見学できます。
三菱マテリアルが美唄市に寄贈した施設です

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館内には、写真や模型、採炭道具などの貴重な資料が展示されています。

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我路ファミリー公園には、もう一つ、炭鉱の記憶に関わりのあるモニュメントがあります。
それが「炭山(ヤマ)の碑」

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美唄市が、美唄出身の彫刻家 安田侃さんに依頼したもので、
「炭坑の記憶、思いを形にしてほしい」という願いのもと建てられた慰霊碑です。
美唄もまた、炭鉱で事故による多くの犠牲者が出た地。
今も地底に眠る、炭鉱で尽力した人々の魂を吸い上げ、家族の元へ帰れるように…
地底から伸びる柱と、その先端が三方へ向いている形状をしているのだそう


ファミリー公園で休憩を終えた後は、いよいよ折り返しですよーっ

今はなき美唄やきとり屋さん、「やきとりガロ」の前を通って、
美唄川のそばに建つ、岡田春夫 生家へと向かいます。

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大正2年頃の建築です。それにしても、立派な造り
今も管理されており、お庭も大変美しいのです。


そしてこちらは、美唄映劇跡
現在は、映写室のみが残っています。

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ちなみに…方向は違うと思いますが、操業当時の写真はこちら。
当時は、映写職人(?)がおり、各地の映画館を転々として仕事をしていたそう
新作映画が札幌よりも早く封切られるなど、炭鉱まちの豊かさがうかがえた場所です。

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さて、我路を後に、サイクリングロードの復路を歩きますよ~
こちらは、【前編】でも少し話題にした、滝の沢発電所があった辺り。

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昔の写真が、三菱記念館にありましたよ。
たしかに、この場所だという山の形が写っていますね

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滝の沢発電所は、全長80m、高さ20mという大きな造り。
大きな煙突2本はランドマークでしたが、2001年に解体されています


そして、やや小雨が降り始めたころ…
ゴール地点の、アルテピアッツァ美唄に到着です!
も、もう歩けません~~

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1年経つと、色々変わって見えるな~と実感したフットパスでした。
今回ご紹介したような、貴重なあれこれ…
さらに1年後、数年後は、どのように残されていくのでしょうか

フットパス後は、アルテのカフェで休憩

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参加するたび、アルテの方の説明も少しずつ洗練されていく「てくてく美唄炭鉱」
次回は、南美唄編が8月20日(日)に予定されていますよ
南美唄編は、おそらく10kmも歩かないはず…気軽に参加してみてはいかがでしょうか♪
開催日が近くなったら、またブログで紹介いたします

(ぼーいっしゅ)
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