そらち★ヤマの記憶だより

あなたの知らない空知の情報をお届けします!

i-BOXの展示は明日まで開催!

2017/06/07 [Wed]18:22
category: 空知情報
北海道教育大学岩見沢校の展覧会
「第2回油彩画研究室授業作品展」
が、岩見沢複合駅舎内の二会場で、明日まで開催中ですよ~

page-0001_20170607153951745.jpg
page-0002_2017060715395203b.jpg

今回の展示は、授業の成果を公開する取り組みの一環として開催されたものです。
そのため、どの作品も実験的な取り組みが行われていることが、良く分かりますよ
簡単にですが、ご紹介します…

まずは「i-BOX」会場から
こちらは三村紗瑛子さん作 「思い出せないもの」

IMG_2132_20170607153912cf6.jpg

三村さんは、過去にも「i-BOX」で個展をされたこともありましたね。
繊細なタッチで描かれる、静かで非現実的な世界が特徴的でした。

13441609_631805596969587_1832893540_o_20170607153909a80.jpg
(個展の様子)

そんな三村さんが今回挑戦したのが、立体の作品です
彫刻とも言えないようで、絵とも言い切れない…
よく見ると、絵で描かれた影と、実際の影があり、とっても錯視的で不思議。
視覚と認識について、問いかけられているような作品です

IMG_2128.jpg


そしてこちらは、
清水優希さん作 「呼びかけと応答」
絵画の技法「グレーズ」を用いて描かれています

IMG_2135.jpg

白と黒のトーンで、モノクロ写真のように描いた絵の上から、
カラーセロハンを被せるように、透明度の高い絵の具をかけて仕上げます。

IMG_2136.jpg

絵の具同士を混ぜない代わりに、何度も塗り重ねて描くのでとっても時間がかかりますが、
透明度が高いので、こんな風に画面が鮮やかで、輝いて見えるのですね~
絵の具そのものの、濁りのない色彩や量感が感じられる作品です


そして、こちらは「市民ギャラリーA」会場
こちらにも4点のユニークな作品が展示されていますよ~

IMG_2140.jpg

こちらは小松美月さん作 「309号室」
この不思議な形は…広角レンズ的な表現を用いて、
ドールハウスを覗き見ているような、ある時間を閉じ込めたような絵画を制作!
キャンバスの形や、色合い、ギュッと詰め込まれた空間が、とてもキュート

IMG_2143.jpg

「こんな感じ?」と、私もスマホの機能で撮ってみましたが、
同じ歪みを絵で表現すると、写真以上の説得力を感じます
小松さんは、歪みのある遠近法をよく観察して、そのまま対象を描くのではなく、
デフォルメ表現を行っているからなのだそう。

IMG_2145.jpg


そしてこちらは、津田光太郎さん作 「冷えた泥濘」
「二十歳の輪郭」はじめ、様々な絵画展で受賞されている津田さん。
個人的には、岩教大でモラトリアム絵画といえばこの人、という印象

IMG_2148.jpg

今回は、写真や紙、物質などを貼り合わせて制作する、平面技法「コラージュ」を用いたそう。
学内に自生するススキや、学内で拾った板、焼いた土などの、コラージュされた素材の持つ意味も考えてみてください
さらに、それらの素材に負けない、絵画の力強さと技術も感じさせる作品です。


続いては、出口良太さん作 「どうせ誰も見ていない」
こちらもよーく見ると、キャンバスそのものに加工がされていることが分かります

IMG_2151.jpg

キャンバスを変形させることで、絵画を、周辺の空間と関連付けることを意図しているそう。
たしかに、くりぬかれた絵画と、展示壁の影が関連付けられ、どこまでが絵か分からなくなる感じ…

IMG_2150.jpg


最後は、光永江里さん作 「業者」
和紙に墨と白い絵の具で染みをつくり、偶然生まれた模様から、生き物の形を見立て、
木製パネルに再構成を行っているそう。

IMG_2153.jpg

光永さん本人も「元は自分の知らない形を描いていったが、もの同士の組み合わせのなかで、
個人的な物語を想像しながら描けたことが新鮮であった」と語っているように、
描かれているものは、妖怪のような不思議な姿でとってもユニーク
意識的に描くことから脱すると、自由な作品が生まれるのですね!


…と、駆け足でご紹介しましたが、
作家のみなさんの様々な挑戦が、とても面白い展覧会です
会期はあと1日ですが、ぜひご覧いただきたいなと感じました

そして、6月10日からは…新しい展示が始まります

2017060701.jpg
2017060703.jpg

こちらも会場に行けたら、展示の様子をご紹介しますね

(ぼーいっしゅ)
関連記事
trackback --   Comment (0)   編集

この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する