そらち★ヤマの記憶だより

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雄別炭鉱跡地を見学

2018/06/15 [Fri]23:58
category: 炭鉱の記憶
先日…国内唯一の坑内掘りをされている釧路コールマイン㈱へ視察に行ってまいりました!!
その様子は後日ゆっくり紹介させていただく事として…

見学前日の朝から釧路入りした数名が合流し、雄別炭鉱方面へ行ってきました
釧路市(旧阿寒町)雄別町にあった雄別炭鉱は、釧路炭田の主要炭鉱でした。
雄別炭鉱の今を、ほんの一部ですがご紹介します!!

始まりは明治29年。
小規模に採掘し、イカダで石炭を運んでいたそうですが、ほどなくして閉山。

大正8年に北海炭礦鉄道株式会社が設立され、炭鉱の開坑と鉄道の敷設に着手したそう。
開通後、本格的な出炭が始まりました。

ええ??
ここも北炭が?? と、思ったら…
よく見たら、北海道炭礦鉄道ではなく、北海炭礦鉄道。
しかも、大正時代なら北海道炭礦汽船…。はい、そうでした

やがて、三菱の子会社となり、「雄別炭礦鉄道株式会社」と改称され、出炭量も増加していきました

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※雄炭労の冊子より

出炭量も伸ばし、優良炭鉱であったのですが、ついには昭和45年、閉山となってしまいました。
1万人以上も住んでいた炭鉱街でしたが、雄別地区は無人となり…
多くの賑わいがあった場所は、自然が一気に取り戻していました

閉山から48年経過した雄別は…。

釧路空港から、道道222号線を北に走りました。

だんだんと緑が深くなってきて、建物もポツポツ‥の布伏内地区。
222号線を走って、車窓から見つけられるものだけを見よう!という事にして、横道や奥地には入りませんでした。

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この辺りの建物は、人が住んでいる気配が感じられません。

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鉱員用住宅と思われる、コンクリートのアパート。


さらに奥へ進むと…
道端に大きな「雄別炭鉱記念碑」が建っていました。

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閉山から10年後の昭和55年に建立された記念碑でした。

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記念碑も周辺もきれいにされています。
おそらく、雄別炭鉱に関係のある方が、たまに訪れているのでしょう…

途中、川を渡るための人道橋が残っていました。

炭山駅の跡?のようなコンクリートの土台もありました。
(下調べをほとんどせずに行ってしまいまして…)


これはなんだ??

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すぐ近くなので、ちょっと入口まで行ってみました。

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なんだか、娯楽館か劇場のような??建物です。
後で調べると、ここは炭鉱の購買会
デパートのように買い物のできる場所で、雄別炭鉱地区の購買会の中で、最大のものだったそう。

2階もあって、屋上には、バーや喫茶があったとか
多くの人で賑わったのでしょうね。


そして、遠くからでもすぐ発見できた、
大きな大きなボイラー煙突!!

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費用がかかるので解体されずに残ったようです。

煙突のすぐ近くにあるこれは…

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坑内で使う木などを運ぶ、トロッコの台座が並んで残っています!!

ズリは山間にケーブルで運び埋めていたそうで、ズリ山は見られませんでした。

少し走って見つけたのが…
ふたつの並んだ浴槽?!

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場所や大きさを考えたら、坑口浴場ではなさそうです。
小さな公衆浴場か…、何か宿舎の浴場のようです。


さらに細い道を進んでみると…
葉っぱの奥に、レンガの橋脚が!

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これは、ふたつの地区を結ぶ、めがね橋、のようです。

この先は道が狭くなり、これ以上進めても何もなさそうなので、先ほどの浴槽のあった場所までUターン。
そこから道道667号線に沿って、鶴居村方面へと向かって行きました。


雄別炭鉱で働いていた、
このまちで暮らしていた、
多くの人々の、ここは大切な場所であったはず…。


あとで調べると…
作家の渡辺淳一が26歳の時、札幌から出張医として勤務していた事もある雄別炭鉱病院、
雄別炭鉱通洞坑口や、駅ホーム跡、
選炭場や土俵のあとなどが、緑の奥地に残っているそうです。

空知の炭鉱以外のことはよく知らないでいたのですが…
思っていたより、関連施設が残っている事に驚きました

雄別炭鉱は、「我が国の近代化を支えた北海道産炭地域の歩みを物語る近代化産業遺産群」として、
2007年(平成19年)、経済産業省により近代化遺産として認定されています。

保存に向けた動きも出ているようで、
整備されて、ガイドの方もいて、安全に見学できるようになるといいと思います
ただ、範囲も広く、緑も大きくなりすぎているので、これからまだ時間が必要かもしれませんね。。。


今は、人の気配が全くなく、携帯電波も届かず、野生動物が出そうな場所なので、決して軽い気持ちで入り込まない方がいいと実感しました。

ブログで紹介いたしましたが、見学をすすめるものではありません。
炭鉱跡地では、いろいろな話や噂がありがちですが、雄別炭鉱の歴史や現在を、正しくみてみたい…と思いました


(OLでした)
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