FC2ブログ

そらち★ヤマの記憶だより

あなたの知らない空知の情報をお届けします!

幌内炭鉱の模型シリーズ

2020/06/25 [Thu]21:05
category: マネジメントセンターについて
元炭鉱マン、齊藤靖則さんご自身の働いていた幌内炭鉱の新作模型が完成しました!!

北海道での本格的な水平坑道は、開拓使によってなされた幌内炭鉱の大坑道(音羽坑)があります。明治12年に開削された坑道で、当時は通気も自然通気で、坑内湧水もそのまま坑外へ自然排出し、人力や馬によって石炭を運んでいました。

その後、斜坑が開削されたり、一気に地下へ降りる事の出来る竪坑など、石炭の採炭現場の場所によって、地下への出入り口となる水平坑、斜坑、竪坑が、造られていきました。

このたび、齊藤さんが制作されたのは…
竪坑として幌内炭鉱で一番最初に建てられた、
「幌内炭鉱養老竪坑櫓」
北炭70年史によると、明治29年に起工された竪坑と紹介されています。
DSC_6412.jpg
齊藤さんも資料や写真でしか見た事がないそうなのですが、この度、後世に養老竪坑の姿を伝えよう…と制作してくださいました。

明治から大正にかけての時代の竪坑は木製だったそう。高さは12.5メートル、幅5メートル、深さは207.7メートルだったそうですが、昭和32年に廃止されました。

残っていたら、かなり貴重な竪坑だったのでしょうね。


そしてもうひとつ。
こちらは大型の模型です!!

「幌内炭鉱布引竪坑櫓とその周辺」
DSC_6405.jpg

入気竪坑櫓は大正6年、木造の仮櫓として建てられ、高さは17.5メートルありました。昭和13年には鉄骨櫓に改修されました。

排気竪坑櫓は大正9年に木造櫓が着手され、高さ14.5メートルでした。昭和25年鉄骨に改修されています。

DSC_6411.jpg
齊藤さんが最初に炭鉱へ入った時は、この布引坑を使っていたそうです。
布引坑は昭和42年に幌内立坑(現存する立坑)が完成するまで、幌内炭鉱の中心的な役割を果たしていたそうです。

S41布引立坑と排気の扇風機のコピー
こちらは昭和41年に撮影した、竪坑と排気の扇風機の前での集合写真です。(齊藤さんもいる!!)


布引竪坑も養老竪坑同様、解体されていますが、竪坑基礎部分と風洞トンネル、レンガの巻上げ室などは残っています(立ち入り不可)

2009年、マネジメントセンターが開設した年に開催された「幌内・布引アートプロジェクト」の際、このように活用させていただきました。

布引sakai2のコピー



もう見る事のできない炭鉱施設を模型で伝えてくれる齊藤さん、ありがとうございます!!

養老竪坑と布引竪坑と周辺施設の模型はマネジメントセンターにありますので、皆さまぜひ見にいらしてください!!



関連記事
trackback --   Comment (0)   編集

この記事に対するコメント


この記事に対するコメントの投稿